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管理協 コミュニティ支援の防災訓練に28組合参加


船に乗り込む防災訓練参加者(小名木川 番所橋船着場で)

 

 高層住宅管理業協会(黒住昌昭理事長:大京アステージ会長)は3月8日、社会貢献活動の一環として「江東区の水辺を使った防災訓練」を行った。管理組合からは28組合78人、管理協からは16社が参加した。

 一昨年11月に川崎市宮前区で行った「地域・マンション合同消防防災訓練」に続く2度目となるもので、江東区小名木川沿岸を中心にマンション管理組合と地元町内会・子供会との合同防災訓練を実施。江東区少年団体西部連合会が主催する「第20回深川春の子供まつり」と共催して、会場でエレベーター脱出体験などの防災訓練のほか、防災セミナーも行った。

 黒住理事長は、避難訓練の船上や防災セミナーで挨拶し「私どもはマンションの建物管理だけでなく、快適なマンションライフがおくれるるよう、戸建ても含めた地域の皆さんと共生し、お手伝いもしていきたい」と語った。

       
船上で挨拶する黒住理事長(左)とガイド役を務めた「江東区の水辺に親しむ会」の大江さん


子どもまつりで挨拶する黒住理事長

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 「私は自宅のほかにマンションを2戸所有していますが、自治会(管理組合)へのコミュニティ支援は管理会社によって全く異なる。しっかりやってくれるところと、全然やってくれないところ。さっき、理事長さん(黒住氏)にも言ったのですが、どんどん支援活動をやってくださいと。そうすればお金(ビジネス)にもつながるわよと」

 これは、防災訓練に参加した管理組合の女性理事の言葉だ。今回の取材は、朝の9時過ぎから午後1時過ぎまで、吹きっさらしの船上で震え上がったり、「子どもが主役ですから酒類の販売は自粛している」子どもまつりを見学したりとかなりハードだったが、このような意見を聞けたのが何よりの収穫だった。

 マンション居住者の記者もその通りだと思うし、コミュニティ支援≠ヘ黒住理事長も力を入れようとしている分野だ。ビジネスヒントは現場にある。


船上から撮ったリバーシティ(永代橋付近で)

(牧田 司 記者 3月9日)