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三井不動産販売「相創の場 ビジネス文化祭」
26ブースに団塊世代などの英知結集


「相創の場 ビジネス文化祭」会場

 三井不動産販売「相創の場」は3月7日(土)、『相創の場 ビジネス文化祭』を開催した。「相創の場」に集うメンバーが携わっているビジネスや研究内容をアピールする場を設けるのが目的。部屋一杯に26ブースが設けられ、終日賑わった。

 「相創の場」は2007年秋、日比谷三井ビルディング(千代田区有楽町一丁目1番2号)内に設立。「これまでの日本経済を組織人として引っ張ってきた団塊の世代が、長年にわたり培ってきた豊富なキャリアとネットワークを退職後も余すところなく活用し、相互に協力を行い、新たなビジネス・社会活動を創出する場」として位置づけられている。

 「相創の場」日比谷オフィスゼネラル・マネジャー伊藤正裕氏(同社執行役員・アセットコンサルティング営業本部副本部長は、「これまではインナーの集まりだったが、初めて外部との交流を行った。閑古鳥が鳴くのではと心配したが、まさか、こんなにたくさん集っていただけるとは思ってもいなかった。もうこれ以上ブースが設けられない。ブースを設けられた主力は団塊の世代だが、学生ベンチャーも一部参加している。大成功」と語った。

 いくつかのブース責任者に話を聞いた。

◆NPO法人日本リユース協会代表理事・乾清和氏(T&Tコンサルティング代表)「このような集まりが全国展開できれば、新しいビジネスモデルが生まれる可能性を秘めている。そのためには内と外のコラボレーションが必要だ」(自動おしぼり機の紹介や青汁の試飲会などを出展。47歳)


乾氏

◆ ピアーネットワーク代表・柴田徇也氏「54歳でサラリーマンを辞め、独立しました。やり残しのない人生≠送るためには 60 歳から考える必要があると思い始めたビジネス。昨年、わが国の年間死者は初めて100万人を超えた。これからは180万人ぐらいに増える。このようなビジネスはこれまでなかったもの。これから楽しみ」(「創葬の場」人生のしまい方の提案、「もしもノート」、インテリア寿壺など提案。61歳)


柴田氏

◆ケンズ・オフィス代表・大澤憲氏(中小企業診断士・情報処理技術者・宅地建物取引主任者)「バリバリの65歳です。60歳までサラリーマンやっていましたが、その間に取得した知識とカメラ撮影の技術を生かして始めた仕事。お金儲け? 全然関係なし。世の中のために貢献したい。いいものはいいんです。これからは著名な画家の絵などを飾る時代から好きな絵や写真を飾る時代がやってくる」(自らの写真を含め、ノンプロ・プロの額装写真の展示・販売)


大澤氏と自ら撮影した写真の額装

◆三井不動産販売アセットコンサルティング営業本部情報開発営業部 情報開発グループ営業推進役・岩重慶一氏(61歳)「銀行を定年退職し、仲間と始めたベンチャーシェルシート≠ェヒットしました。テレビ東京の「トレンドたまご」のベストヒット商品として約300社の中から選ばれました。もともとはドイツの車メーカーのカバーシート。日本での販売権を取得したものです」(何にでもくっつけられる碁盤目状のホワイトシートの紹介。「岩重さん、いまドット付きノートが売れています。このシートも目盛りの幅をセンチで表示すれば、算数の計算に大変役立つのでは」=記者注)


シェルシート≠背景に岩重氏(左)と伊藤ゼネラル・マネジャー

◆澤田氏(63歳)「アメリカのコンピュータソフトを日本に販売する仕事をしていますが、今日は女房に手伝ってもらってお茶会の場を設けました」「素敵な会だと思います」(澤田夫人)


澤田氏と今日は主役の澤田夫人

(牧田 司 記者 3月9日)