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これは売れる 単価納得の155万円 

三菱地所・藤和不動産「ミッドオアシスタワーズ」


「MID OASIS TOWERS (ミッドオアシスタワーズ)」完成予想図

 

 三菱地所と藤和不動産が4月から共同(事業比率は50:50)で分譲するマンション「 MID OASIS TOWERS (ミッドオアシスタワーズ)」を見学した。

 物件は、JR 横浜線・京王相模原線橋本駅(南口)から徒歩11分、相模原市大山町に位置する全705戸(23階建てレジデンス棟:368戸、32階建てタワー棟:337戸)の規模。専有面積は約59〜100平方b。価格は未定だが、坪単価は155万円の予定。完成予定はレジデンス棟が22年9月、タワー棟が22年12月。設計・監理は三菱地所設計、施工は熊谷組。販売代理は藤和不動産と三菱地所リアルエステートサービス。

 現地は、総面積約12万平方bの商・住・公益施設・公園の大型再開発の一角を占める。敷地は日本金属工業の工場跡地で、マンションに隣接してイトーヨーカ堂をキーテナントとする大型商業施設「アリオ橋本(仮称)」が来年オープン予定。

 建物は免震工法が採用され、70〜80平方b台中心の子育てファミリーム向けのレジデンス棟と、60平方b台のDINKS向けや100平方bの4LDKも用意されているタワー棟からなる。レジデンス棟はワイドスパンの南向きで、二重床・二重天井、2200ミリのハイサッシが採用されている。

 商品企画は三菱地所が幹事となり、販売は藤和不動産が幹事を務める。分譲はレジデンス棟が先行して開始される予定。


完成予想図(右が「アリオ橋本(仮称)」

◇     ◆     ◇

 現地を見学する前は、坪単価150万円と読んだ。大型開発は魅力だが、駅からやや距離があることとアクセスが寂しいことをマイナスと見た(用途地域は工業地域だが、嫌悪施設はない)。

 プロモーションビデオなどを見て坪160万円でも売れるかも≠ニ修正した。さらにモデルルームを見学して、販売担当者から予定単価が155万円であるのを聞いてこれは売れる≠ニ確信した。

 設備仕様は普通≠セが、ランドプラン、基本性能、共用施設が充実しており、何よりもモデルルームのデザインがいい。子育てファミリーにぴったりの白を基調にしたかえで<^イプの出来がいい。また、高層棟で予定されている100平方bタイプのきり≠烽「い。

 多摩ニュータウン居住者など都内からの集客はあまり期待できないだろうが、市内の郊外居住者や横浜線、相模線の居住者には魅力的な物件に映るはずだ。ローン控除、低金利などを考慮すれば坪155万円は安い。

 三井不動産レジデンシャル・相鉄不動産の定借マンション「橋本レジデンス」(192戸)とは競合はするだろうが、集客面では双方にプラスに働くはずだ。

(牧田 司 記者 3月6日)