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 東急不動産「ブランズ行徳」 1期21戸 即完も十分


「ブランズ行徳パークフロント」完成予想図


 東急不動産が先週末から申込登録を開始した「ブランズ行徳パークフロント」を見学した。

 物件は、東京メトロ東西線行徳駅から徒歩12分、市川市末広2丁目に位置する7階建て全53戸の規模。1期21戸の専有面積は59.83〜91.70平方b、価格は2,990万〜5,180万円 (最多価額帯3,800万円台 ) 、坪単価177万円。施工は新日本建設。竣工予定は12月中旬。販売代理は東急リバブル。

 モデルルームオープンは昨年12月で、これまで来場者は約180件。申込は28日までだが、26日現在、17戸に申込が入り、件数では21件にのぼっている。まだ2日残しており、締め切り段階で即日完売の可能性も十分ある。戸数は少ないが、この時期としてはすこぶる好調とみてよい。

 登録受付住戸は4000万円前後の比較的条件がよくて価格が高いタイプが多く、低層住戸などは次期以降になっている。

 販売担当者によると、人気の要因は@地元では評価の高い区画整理地内A昨年まで分譲されていた物件の単価は200万円を超えており割安感があるB住宅ローン減税、金利低下――などだそうだ。来場者のほとんどが地元の賃貸居住者だそうだ。

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 見学したのは、一昨日の東急不動産グループ記者懇親会で、東急リバブル・袖山靖雄社長が「『行徳』も人気になっている。坪単価は135万円」と語ったからだ。この単価の安さにはビックリ仰天。記者はすぐに「社長、私の相場観からすれば行徳は170〜180万円」と話し、見学を約束した。

 現地で177万円であることを確認して納得したわけだが(袖山社長の勘違いか記者の聞き間違い)、超割安ではなく相場並みで売れていることのほうが嬉しかった。50〜60平方b台のコンパクトタイプも結構あるが、間取りはよくできていると思った。この価格帯であればユーザーも動くことを確認できたのが収穫だった。

 郊外部では、坪単価が200万円を切り、環境に恵まれた中小規模物件は間違いなく売れるということだ。

(牧田 司 記者 2月27日)