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あおみ建設(旧佐伯建設工業)が会社更生法 負債額407億円

 あおみ建設は2月19日、東京地方裁判所に会社更生手続開始の申立てを行い、受理されたと発表した。負債額は同社と子会社のシンコー・テクノ、イワクラを合わせ407億円。

 同社は大正14年、佐伯建設工業として設立。昨年4月、昭和52年に設立された国土総合建設と合併(存続会社は佐伯建設工業)、同年7月に現商号となった。埋立、浚渫、港湾整備などの海上土木工事を得意分野としていた。

 しかし、平成21年3月期では、海外建設事業の採算が大幅に悪化するなど、3期連続の営業損失計上の見込みとなり、継続企業の前提に関する注記を付さざるを得ない状態となっていた。

 さらに、先にニチモが民事再生手続きの申請を行ったことにより約33億円が取立不能の見込みとなり、2月20日に期日の到達する工事未払金などの支払の目処が立たなくなり、今回の措置となった。

(牧田 司 記者 2月19日)