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「ユニバーサルデザインの後退はない」

直近のマンション販売も好調 大京

 

 「ユニバーサルデザインの後退はない」――3月1日付けで扶桑レクセルを吸収合併する大京だが、扶桑レクセルがこれまで注力してきたユニバーサルデザインについて、取り入れられる部分は最大限取り入れ、大京自体もこれまで取り組んできたユニバーサルデザインをさらに充実させることで社内体制が固まっていることが分かった。

 同社広報によると、「大京のマンション全てに扶桑レクセルのユニバーサルデザインを取り込むことは物件コンセプトなど特性により難しいが、扶桑レクセルの優れた部分は吸収して、大京の物件に反映させたい」という。

 昨年10月から扶桑レクセル含めマンション約2500戸契約

 このところの同社のマンションの売れ行きも好調だ。昨年10月から今年1月までの4カ月間に大京単独で約2000戸を契約しており、扶桑レクセルとあわせると約2500戸に達するという。

 もちろん、これらの物件の中には値下げ物件も含まれるが、記者はあらゆる産業界が痛んでいる現在、不動産こそが先頭を切って再生の道を示さなければならないと考える。とにかく売る≠アとが必要だ。

 物件を動かすことはユーザーはもちろん、現場の営業マンを勇気づけることにつながり、業界のため、さらには日本経済の再生につながることだ。

(牧田 司 記者 2月19日)