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住友不動産 三菱地所 大京 第3四半期決算

住友不動産 第3四半期決算 減収減益 

 住友不動産は2月5日、平成21年3月期第3四半期決算を発表した。

 売上高は4,861億円(前年同期比△3.7%)、営業利益は1,058億円(同△10.8%)、経常利益は827億円(同△16.0 %)と減収減益となった。特別損益は、過年度損益修正益など計10億円を特別利益に計上する一方、第1四半期に計上したたな卸資産評価損137億円や当第3四半期に増加した投資有価証券評価損99億円など250億円を特別損失に計上、差引240億円の損失となり、同第3四半期(累計)の純利益は333億円(前年同期比△36.4%)となった。

 不動産賃貸、不動産販売などは増益基調となったが、不動産流通が減収減益となった。通期業績予想に対する経常利益進捗率は73%と順調に進捗している。

三菱地所  3 月期業績予想を下方修正

 三菱地所は2月5日、平成21年3月期業績予想を下方修正した。

 売上高は9510億円(前回予想比△6.4%)、営業利益は1410億円(同△22.7%)、経常利益は1095億円(同△28.0%)、当期純利益は470億円(同△32.9 %)となる見込み。

 主としてマンション売上の伸び悩み、たな卸資産の評価減による売上原価の増加などにより減少するもので、当期純利益は繰延税金負債の取崩し(275億円)により法人税等調整額(損)が減少するものの、経常利益の減少に加え、特別損失として藤和不動産の不動産売買契約解除損(50億円)の計上や、同社単体における投資有価証券評価損(前回予想10億円→今回予想35億円)の増加もあり、前回予想に比べて減少するとしている。

三菱地所 第3四半期決算 増収増益

 三菱地所は2月5日、平成21年3月期第3四半期決算を発表した。

 売上高は6602億円(前年同期比36.1%増)、営業利益は1055億円(同14.4%増)、経常利益は842億円(同8.5%増)。特別損益は、前年同期は有価証券売却益など37億円を特別利益に計上したのに対し、たな卸資産評価損73億円、有価証券評価損33億円など特別損失に179億円を計上したため四半期純利益は128億円(同70.5%減)にとどまった。

大京 第3四半期決算  431億円の経常損失 

 大京は2月5日、平成21年3月期第3四半期決算を発表した。

 売上高は主力のマンション事業収入が前年同期比24.6%減少したことから、売上高1972億円(前年同期比17.8%減)、営業損失367億円(前年同期は167億円の利益)、経常損失431億円(同147億円の利益)となった。四半期純利益は、希望退職者の募集に伴う特別退職金20億円を特別損失に計上したことに加え、繰延税金資産を取崩したことなどにより489億円の損失(前年同期は116億円の利益)となった。

(牧田 司 記者 2月6日)