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有楽土地「オーベルグランディオ東大和」即完に納得


「オーベルグランディオ東大和」完成予想図

 

 有楽土地(事業比率90%)が先に即日完売のニュースリリースを発表した長谷工コーポレーション(同10%)との共同事業マンション「オーベルグランディオ東大和」のモデルルームを見学した。

 物件は、西武拝島線東大和市駅から徒歩6分、東大和市桜が丘一丁目に位置する8階建て全202戸。専有面積は約70〜88平方b、即日完売した1章65戸の価格は2,770万〜4,890万円(最多価格帯3,500万円台)、坪単価149万円。施工は長谷工コーポレーション。竣工予定は平成22年10月下旬。

 同社によると、玉川上水緑道や東大和南公園の緑豊かな自然環境と大型スーパー等の生活利便施設が徒歩圏内にある整備された街並みに加え“東大和市初のオール電化”や“ディスポーザ”の採用、駅近物件では希少な全戸分の“平置き駐車場(月額使用料980円〜1,200円)”など、低ランニングコストにこだわった設備が評価されたとしている。契約者の年代で30歳代、40歳代に続き50歳代が17%、60歳以上が14%と多いのも特徴。来場者は約300件。

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 同社の分析どおり、低ランニングコストにこだわった設備が評価されたのだと思う。パンフレットには、どれぐらいの費用が削減できるのかを分かりやすく表示したチラシも同封されている。例えば、平置き駐車場100%設置によって駅前駐車場より月々約12,000円安くなるとか、ガス併設住宅と比較して月々19,384円節約できるなど、合計で「月々34,484円もお得」とし、「借入金に換算すると約1,220万円安くなる」としている。「コストだけでは語れない安心と実績」の文言も忘れていない。

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 このマンションが建つ「桜が丘」には、野村不動産が分譲した「ステイツ東大和グランパサージュ」(324戸)、長谷工コーポレーション施工の「東京ユニオンガーデン」(791戸)、積水ハウスが分譲した「グランドメゾン玉川上水」(318戸)の人気・ハイグレードマンションがある。3物件とも取材しているので、今回も人気になったのがうなずける。環境が極めて良好だからだ。駅前にマンションが建ち並び、やや外れたところに大型スーパーがあるのも面白い。

 現地販売事務所では、「100戸までは順調に行きそうだが、その先をどうするか」と見ていたが、立地環境・単価の安さなどを考えると全戸とも順調に販売できるのではないか。

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 有楽土地のマンションを見学するのは「桜堤庭園フェイシア」以来(共同事業を除く)だから久々だ。「桜堤庭園」は都の環境性能表示で星11個を獲得したレベルの高いマンションだった。今後もどんどん人気になる物件を供給して欲しい。年に1物件はさびしすぎる。今でこそユニバーサルデザインは当たり前だが、もっとも早くから取り組んでいるのが同社だ。

(牧田 司 記者 12月15日)