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東京建物・大成建設 「(仮称)大手町1−6計画」着工


「(仮称)大手町1−6計画」完成予想図

 

 東京建物と大成建設は11月30日、「(仮称)大手町1−6計画」の起工式と披露式を行った。

 「(仮称)大手町1−6計画」は、有限会社東京プライムステージから東京建物が開発業務を受託し、同社が大成建設とともに開発計画を推進しているプロジェクト。計画地は千代田区大手町1丁目6番にあり、みずほ銀行大手町本部ビルなどの跡地。都市再生緊急整備地域に指定されている。

 敷地面積は約11,000平方b、容積率は約1,600%。建物は地下6階地上38階建て延床面積約198,000平方b。設計・施工は大成建設、工事監理は日本設計。竣工予定は平成26年4月。

 計画では、敷地内に高木などを密植した約3,600平方bの「(仮称)大手町の森」を整備し、郷土の森を再生することでヒートアイランド現象の緩和にも貢献する。さらに、「大手町」5駅のステーション機能の強化を図る。地下コンコースの乗り換え通路の拡幅、バリアフリー化を実現する。また、国際交流拠点の構築を目指すため、上層階ホテル部分にアマンリゾーツグループのホテルを誘致する。

 関係者ら約300人が集まった披露式に出席した畑中誠社長は「世界に誇れるグローバル・ビジネス拠点を目指し、大手町の森を整備することでCO2削減のトップランナーとして評価されるよう技術と英知を結集する。また、日本初進出のアマンリゾーツを誘致することで世界最高クラスのラグジュアリホテルを実現する」などと語った。

 また大成建設・山内隆司社長は「設計・施工と事業者としても東京建物さんとパートナーを組ませていただいた。次世代に引き継がれる東京の新たな名所になるよう期待に応えたい」などと述べた。


「(仮称)大手町の森」完成予想図

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 アマンリゾーツグループは、「アマンプリ」「アマンダリ」などのブランドで最高級ラグジュアリホテルを展開しており、「世界のベストホテル」として評価されているという。現在、16カ国24のリゾートホテルを展開。 08年にはインド・ニューデリーと中国・北京で都市型ホテルをオープンさせた。 2014年に開業予定の「AMAN TOKYO」のホテル計画概要については今後協議して決める予定。


約300人が集まった披露式(経団連会館で)

(牧田 司 記者 11月30日)