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野村不動産「プラウド浦和仲町マークス」 1 期が即完

埼玉県庁に近接 仕様レベルも高いのが人気の要因


「プラウド浦和仲町マークス」完成予想図

 野村不動産が10月4日に抽選分譲を行った「プラウド浦和仲町マークス」1期35戸が即日完売した。

 物件は、京浜東北線浦和駅から徒歩12分、さいたま市浦和区仲町3丁目に位置する12階建て全54戸の規模。11月14日から受け付ける2期の価格は4,380万〜6,190万円、専有面積は約72〜86平方b、坪単価は224万円。竣工予定は平成22年5月下旬。施工は野村建設工業。

 最大の人気の要因は立地条件にある。浦和駅圏では、ここ数年岸町エリアで大量のマンションが分譲されており、このところのマンション建設ラッシュで、高層マンションやビルが林立している。現在も4〜5物件供給されている。

 このため、四方八方が隣りの建物という物件も少なくない。建設されている多くの用途地域が容積率400%の商業地域だから建物の向きによっては日照や開放性に欠けるものも多い。

 一方の仲町エリアは、すぐ近くに埼玉県庁があるなど官公庁を形成する一角に近く、岸町とは開放感がまるで異なる。希少性の高い立地条件がユーザーを惹きつけたようだ。

 他のプラウドマンションと同様、物件の仕様レベルも高い。廊下幅はメーターモジュールが採用されており、同社のオリジナルキッチンシステムラクモア≠熾W準装備されていたし、下駄箱の扉はソフトクローズ機能付きだった。リビング天井高は2600ミリ確保されていた。現地の販売担当者は、2期についても早期完売を確信していた。

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 記者は、このマンションが即日完売したことを現地のマンションギャラリーの担当者から聞いてはじめて知った。いわゆる即日完売御礼≠フニュースリリースも出されていない。最近、同社の新規マンションの売れ行きは目を見張るものがあり、35戸ぐらいの即日完売ではニュースをリリースするほどの価値がないと判断したのだろう。

 しかし、大激戦地での即日完売は大いに価値があると思う。今春に分譲開始した「プラウド浦和岸町パサーシセュ」(39戸)もキャンセル住戸の1戸を残すだけだ。

(牧田 司 記者 10月15日)