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  中古マンション価格 上昇傾向へ 三井不販調べ

 三井不動産販売は10月8日、住宅地・既存マンションの価格動向を四半期ごとに発表している「リハウス・プライスリサーチ」の2009年10月1日時点の価格動向を発表した。

 これによると、2009年7〜9月の住宅地の価格変動率は−0.7%(前回2009年4〜6月は+0.1%)とマイナスに転じたものの、引き続き横ばい傾向となり、エリア別では、東京23区は第42回(2007.10.1)以来8期ぶりにプラスに転じた。 

 既存マンションは+0.5%(同+0.2%)となり、前回調査に引き続き横ばい傾向となった。エリア別では、東京23区が前回の横ばいからやや上昇に転じ、その他の全エリアで前回に引き続き横ばいとなった。

 既存マンション価格の3カ月間変動(四半期変動率)の状況は、調査307地点の平均で前回調査時点から+0.5%とやや上昇。調査対象マンションのうち、上昇個所は前回の51から57に増加。下落個所は60から29へと減少し、全調査対象マンション数に占める上昇個所の割合は18.6%(前回調査時16.6%)、横ばい個所は72.0%(同63.8 %)、下落個所は9.4%(同19.5%)となった。

 今回調査時点 における1年間(2008年10月〜2009年9月)の変動率(年間変動率)は、住宅地が−8.7%、既存マンションが−4.2%となっている。

(牧田 司 記者 10月8日)