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埼玉初の「ザ・ライオンズ大宮」が人気

納得の価格 環境も抜群


「ザ・ライオンズ大宮 ウェリスレジデンス」完成予想図

 大京広報部・奥山慎哉氏の一押しのマンション「ザ・ライオンズ大宮 ウェリスレジデンス」を見学した。

 物件は、京浜東北・根岸線大宮駅から徒歩9分、さいたま市大宮区下町3丁目に位置する15階建て全279戸の規模。専有面積は約65〜100平方b。中心価格帯は4000万円台の半ば。坪単価は213万円。竣工予定は平成22年8月24日。施工は錢高組。設計・監理はINA新建築研究所。事業主は同社(事業比率40%)とNTT都市開発(同60%)。敷地は元NTTの社宅跡地。

 8月2日から1期58戸の契約が始まっており全て完売。幸先よいスタートを切った。

 奥山氏が推奨する通り、確かに物件は一流品だ。単価は210万円ぐらいだろうと読んでいたが、その通りだった。平均で5000万円台を超えてくるとなると販売は楽ではないと思っていたが、これなら一般的なサラリーマンに手が届く価格だ。

 住環境がまたいい。敷地南側が公園で、東側が氷川参道。県合同庁舎が公園内にあり、大宮区役所、高島屋なども近い。大宮駅徒歩圏のマンションでこれほど住環境に恵まれたマンションはまずないだろう。環境のよさを考えると価格は割安感がある。

 住戸プランは普通だろうが、モデルルームは「藍」「墨」「茜」の3タイプのうち「藍」と「茜」が採用されており、建具・面材・クロスのカラーリングは落ち着きのあるもので好感が持てた。

 同社のフラッグシップブランドザ・ライオンズ≠ェ冠されている通り、設備仕様も水準以上だ。玄関エントランスは櫛引き仕上げ。ザ・ライオンズ≠ヘ全国で10棟目、首都圏では4棟目、埼玉県では初めてという。

 近く2期が分譲されるが、分譲対象は南側が公園、東側が氷川参道に面したC棟だけにこちらも人気を呼びそうだ。

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 大宮駅東側は雑多な街並みが続いているが、いいマンションが建てば街も変わる。同社が建設中の西隣には日建ハウジングシステムズが設計した大和ハウス工業「 THE OMIYA TOWERS 」(全238戸)があり、鹿島が施工しているコスモスイニシア他「大宮ツインタワープロジェクト」(30階建て全941戸)も建築中だ。

 競合は避けらず、それぞれ戸数が多いだけに販売は大変かもしれないが、金利が安く、至れり尽せりの住宅取得支援策が打ち出されているのだから、頑張ってほしい。レベルの高いマンション同士の競争はユーザーにとってはそれだけ選択肢が広まっていいことだ。

 大京には他社に負けないザ・ライオンズ≠どんどん分譲して欲しい。 

(牧田 司 記者 8月24日)