RBA HOME> RBAタイムズHOME >2009年 >


熟年層にもお薦め 積水化学初のマンション

「ハイムグランデ東松山」


「ハイムグランデ東松山」完成予想図

 

 積水化学工業の初の分譲マンション「ハイムグランデ東松山」を見学した。

 物件は東松山市のコンペに当選したもので、東武鉄道東上線東松山駅から徒歩1分、埼玉県東松山市箭弓町1丁目に位置する店舗併用共同住宅13階建て95戸(うち分譲住戸90戸)。今回分譲した1期(21戸)の専有面積は約66〜92平方b、価格は2240万〜4120万円(最多価格帯2400万円台・3000万円台)、坪単価130万円。販売代理は東急リバブル、施工はナカノフドー建設。竣工予定は平成22年4月下旬。

 駅周辺では現在、市による駅周辺整備事業が行われており、昨年には新しいレンガ造りの駅舎が完成。マンションまではベディストリアンデッキで結ばれることになる。1、2階には店舗や行政施設も併設される。

 設備仕様などは沿線のマンションとしては水準以上で、ワイドスパンなど居住性も優れている。1期は約9割に申込が入った模様だ。

◇     ◆     ◇

 かつて東武東上線は建売住宅のメッカであった。東松山を始め鳩山町、坂戸市、小川町などで大量の建売住宅が供給されていた。バス便は当たり前で、1団地で年間700戸ぐらいが分譲され人気になったこともある。

 その後、時代が変わり、入居者の高齢化なども進んでいるが、このような駅前マンションは住み替えるのに格好のマンションだ。住んでいる戸建ての売却は思うように進まないかもしれないが、それでも、このような資産性の高いマンションを購入すべきだろう。カーシェアリングも導入されるので、車がなくても生活に困ることはないはずだ。

 積水化学には、今後もどんどんマンション事業に挑戦して欲しい。「セキスイの畳『美草』」や内装化粧材「ガウディア」などが採用されているようだが、欲を言えばこれが積水化学のマンションだ≠ニいう特徴を盛り込んで欲しい。

 記者は、これまでセキスイハイム不動産のマンションはいくつか取材したことがあるが、いずれもレベルが高かった。

(牧田 司 記者 8月6日)