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「住生活総合サービス業−夢の実現へ」

管理協・黒住昌昭理事長


管理協の新年賀詞交歓会で挨拶する黒住理事長(帝国ホテルで)

 社団法人・高層住宅管理業協会(黒住昌昭理事長=大京アステージ会長)は1月20日、恒例の「平成21年新年賀詞交歓会」を都内のホテルで開いた。来賓約70名を含む関係者ら約450名が参加した。

 冒頭、挨拶に立った黒住理事長は、最近の業界を取り巻く環境に触れ「この業界もマンション市場の悪化の影響を受け、売上げが減りはしないが伸びは鈍化する。また、雇用不安などから管理費の滞納不安がないわけではない。しかし、世の中はフローの時代からストックの時代への変化を求めている。法律もマンション500万戸時代にふさわしいものになりつつある。当業界への注目度も高まっている」と述べた。

 さらに、「中長期計画の4本柱の第一に、業界を住生活総合サービス業として位置づけた。マンション管理だけではなく戸建てや地域と共生し、レベルの高いサービスを提供したい。これら夢の実現へ向け動きを加速させたい。そのためにも法令の遵守にもしっかり取り組んで、社会的な認知度を高めたい」と語った。

 このほか、地上デジタル化への対応、区分所有管理士、管理業務主任者、マンション管理士との協働、マンション建て替えに対する区分所有者との調整役、修繕積立金の所得税優遇策などについても触れ、「より利益のあるものを提言していきたい」と意欲を見せた。

 さらに「今年10月には協会設立30周年を迎えるが、様々なイベントとは別に、会員全員が参加して社会貢献できるものを提案したい」と語った。

(牧田 司 記者 1月20日)