RBA HOME> RBAタイムズHOME >2009年 >


ポラス お膝元でレベル高い「ライフピア新越谷」


「ライフピア新越谷」

 ポラスグループの中央住宅が分譲中の「ライフピア新越谷」 を見学した。

 物件は、東武伊勢崎線新越谷駅から徒歩9分、越谷市南越谷五丁目に位置する8階建て全78戸の規模。専有面積は約55〜90平方b。現在分譲中(15戸)の価格は3540万〜5190万円(専有面積63〜84平方b)、坪単価は180万円。建物は今年3月末に完成済み。設計・監理はジェイ・ディー・エス一級建築士事務所、施工は川村工営。

 物件概要からも分かるように分譲単価は高めの設定だ。しかし、ポラス大久保浩成社長が「値下げなどしない。それだけ価値がある」ときっぱり語ったように、新越谷駅圏のナンバー1の立地で、設備仕様が極めて高いマンションであるのは間違いない。

 驚いたのは外構だ。道路に面した外壁は連壁になっており、意匠や採光に配慮がなされており、外壁に沿って中木も植えられている。ケヤキの大木を両サイドに植え、自然石をふんだんに用いた豪華なエントランスにも驚かされる。中庭の壁は、職人の手作業による櫛引き仕上げになっていた。

 住戸プランもいい。建物はコの字型で、南側住戸はセンターインタイプとしPPを分離。西側は8メートル以上のワイドスパンが中心。東側は角住戸タイプとなっている。西側住戸の1階は広い専用庭付きで、フラットサッシを採用することで庭と住戸間の空間をうまく演出している。このほか窓付き浴室・トイレ・キッチンタイプも多い。

 同社の業績もいいだけに、良さがわかる層にじっくり販売する戦略のようだ。自社のお膝元で安かろう悪かろう<}ンションなど絶対に造らないという意思が伝わってくる物件だ。

    
道路に面した外壁(昼間と夜間)


 ノンレールサッシを採用してテラスと一体化させたリビング

  

(牧田 司 記者 7月24日)