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不動産協会と不動産流通経営協会が新年賀詞交歓会


挨拶する岩沙弘道理事長

 不動産協会(岩沙弘道理事長)と不動産流通経営協会( 岩崎芳史理事長)共同の平成21年新年賀詞交歓会が1月6日、都内のホテルで行われた。

 冒頭の挨拶に立った岩沙理事長は、ここ1、2年間の厳しい経済・不動産市場などについて述べた後、過去最大の住宅ローン減税、長期優良住宅に係る特例の創設、バリアフリー改修促進税制の延長など投資減税について触れ、また都市・地域の再生、個人・法人の土地税制の拡充、金融活性化などを進め、輸出主導の従来型の経済構造から都市・住宅分野主導型の経済構造への転換が新たな需要、雇用を拡大する道であると強調。「官民が成果を出して、将来の光明が見出せる1年となるよう業界を上げて努力したい」と述べた。

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 記者はこれまで不動産協会の新年賀詞交歓会には約30年、ほとんど欠かさず出席している。今回は100年に1度という極めて厳しい経済環境下、岩沙理事長がどのような挨拶をされるか非常に興味があった。

 もとより、岩沙氏は簡潔明瞭、よどみなく話される方として知られるが、今回の挨拶は一語一語にゆるぎない決意、気迫が込められており、参加者の心を揺さぶる挨拶だったように思う。

 前任者の田中順一郎・前三井不動産社長(現三井不動産常任相談役)に「素晴らしい挨拶でしたね。いい方を後任に選ばれましたね」と水を向けたら「うん。益々よくなっている。正解だった」と満足そうだった。

 

(牧田 司 記者 1月6日)