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野村不動産アーバンネット
地域情報サイト「まちから」を開設

 

 野村不動産アーバンネットは7月1日、不動産情報サイト「ノムコム」(http://www.nomu.com/)に地域情報サイト「まちから」を開設した。

 「まちから」は、住まいを探しているお客さまからの「街の情報を詳しく知りたい」というニーズに応えた新サービス。首都圏の人気エリアを中心に「生活情報(タウンインフォメーション)」から「市区町村の統計データ」、「街の歴史」まで、その街に関する幅広い情報を紹介。また、各エリアの不動産相場の目安としてマンション・一戸建ての平均売出価格(ノムコム掲載物件)を紹介している。

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 早速、わが街・多摩市の「まちから」をのぞいてみた。率直な感想をいえば、多摩ニュータウンに約20年住む記者にとってはいま一つの内容だった。

 統計データ、物件情報はいいが、やはりもっと街の生き生きとした情報が欲しい。多摩市に住めばこんな生活ができる、ほかでは経験できない、味わえない情報を盛り込んで欲しい。

 例えば散策スポット。多摩ニュータウンの魅力は何と言っても都市機能と田園の風景が共存する街であることだ。都市機能については説明するまでもないが、とにかく緑、植生は豊だ。最近まではホタルブクロがあちこちに咲き乱れていた。ドクダミも可憐な花を咲かせていた。絶滅種といわれるキンラン、ギンランも咲いている。中央公園にはかわいいカルガモも住んでいる。狸だって見られるかもしれない。

 駅前のパルテノン多摩に通じる舗道「ニュータウン大通り」は幅 50メートルはあり、両脇にはクスの大木が植えられている。年末になるとイルミネーションで彩られ、多くの家族連れで賑わう。徒歩20分圏は車歩完全分離されている。子ども交通事故の心配が全くないのは、おそらく全国でここだけだろう。

 こんな情報が欲しいのだが、「まちから」もいろいろな団体、機関、法人と連携すれば充実した情報が提供できるはずだ。さらなるバージョンアップに期待したい。

(牧田 司 記者 7月2日)