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顧客目線≠ナ設備機器の充実図るデベロッパー

 三井不動産レジデンシャルは6月24日、同社と三井ホームが今後建設・販売するマンションや戸建ての設備機器のシステムキッチン、洗面化粧台、ユニットバスについて共同購入すると発表した。

 キッチンは、従来のものと比べ収納力が約2割アップするとし、キッチン上部にはラップやキッチンペーパーなどが収納できるドアラックを設置する。

 洗面化粧台については、洗面備品を効率よく収納できるものとし、ユニットバスでは鏡面仕上げの壁パネルを採用する。キッチンにはフラットタイプのホーロートップを採用する。

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 まだ実物を見ていないので何ともいえないが、マンションデベロッパーの水周りを中心とする設備機器の充実が目立っている。個々の機器については各社が採用しているものだが、最近の特徴は、顧客目線≠ナ設備機器を充実させていることだ。

 記者が知る限りでは同社を始め、大京の「L's KITCHEN」、野村不動産の「ラクモア」、コスモスイニシアの「ハピカジ」が優れている。各社が採用している設備機器はそれぞれメーカーが製造しているものだろうから、みんな共同して標準化すればコストも下がると思うがどうだろう。

(牧田 司 記者 6月25日)