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モリモト 再生計画の認可決定 販売再開へ

 モリモト(森本浩義社長)は6月24日、同日開催された東京地方裁判所での債権者集会で同社の再生計画案が賛成多数で可決され、同日付で東京地方裁判所から再生計画についての認可決定が行われたと発表。同時に、森本社長名で「民事再生のお詫びと再生計画認可決定のお知らせ」を発表した。

 森本社長は「お知らせ」の中で、「民事再生手続開始以来、お客様、債権者の皆様には多大なご迷惑、ご心労、ご心配をお掛けいたしました。衷心より深くお詫び申し上げます」と詫びたあと、「従前通り、分譲マンションを軸に“住まいと暮らしのデザインにこだわった”不動産開発事業を推進し、再生計画の遂行に向けて一層の努力をして参る所存です」「弊社ではデザインにこだわったデベロップメントを可能とする最小限の人員は確保しつつ、大規模な希望退職によるスリム化を行ってまいりました」と述べている。

 中断している分譲マンション事業については、「民事再生申立以前と全く変わることなく、早々に販売活動を再開させていただく予定です」としている。

 さらに「ジェイ・ウィル・パートナーズからのスポンサー支援に加え、国内大手金融機関様に新たにDIPファイナンス契約を締結していただくなど、弊社の円滑な事業運営に向けた様々なご支援をいただいております。今後も全社員一丸となり…真摯なモノづくりとお客様のご満足向上ならびに再生計画の遂行に向け粉骨砕身、精進いたしてまいります」と述べている。

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 嬉しい限りだ。同社のマンションデザインは抜きん出ている。完成在庫数も20戸程度と聞いている。やむなく同社を去った人のためにも、従前と変わらない素晴らしいマンションを供給して欲しい。近く販売を再開する「アールブラン池上」もデザインが最高のマンションだ。

モリモト「アールプラン池上」秀逸のデザイン(2008/6/30)

(牧田 司 記者 6月25日)