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21世紀はストックの時代 現場の声を政策に反映

国土交通省不動産業課課長・海堀安喜氏のあいさつ


海堀氏

 

 5月28日に行われた第21回RBA野球大会抽選会に来賓として挨拶された国土交通省総合政策局不動産業課課長・海堀安喜氏の挨拶文を掲載します。

  ただいまご紹介いただきました国土交通省総合政策局の不動産業課長の海堀安喜でございます。第21回RBA野球大会の抽選会にお招きいただき、誠にありがとうございます。参加されている皆さんの表情を拝見しておりますと、これから1年間戦っていくんだという熱気が感じられます。

 RBAが、皆さんが参加される野球大会以外にもモンゴル、中国などに訪れ、野球を通じて国際親善・社会貢献活動をされていると伺いました。日頃の仕事を離れて社会貢献をする事はなかなか大変なことだと思います。そこは皆さん、持ち前のパワーで取り組んでいらっしゃるのだと思います。

 さて、私は去年の7月に不動産業課長に就任しましたが、そのころから不動産業界は急速に悪化、10月にリーマンショック、それから3カ月、不動産はほとんど止まったままで、現在まで大変厳しい状況にあります。

 政府といたしましても、先ほどもお話がありましたように、住宅ローン減税、住宅・土地金融の円滑化など補正予算でも資金供給を鋭意行っています。こうした政策が成立しても、やはり、働く皆さんに活用していただいてこそ効果がでるものです。皆さんに使っていただけるよう、よろしくお願いいたします。

 また、21世紀はストック型の時代といわれています。住宅のリフォーム、既存住宅をはじめとする不動産流通のさらなる円滑化にも取り組んで、政策を強化したいと考えています。このような取り組みについて、今日のような機会を通じて、事業者の方からいろんな意見を伺って、何でもおっしゃっていただければ、国土交通省といたしましても、現場の皆さんの声を踏まえて、政策に反映させていきたいと思っています。

      結びに、RBA野球大会のますますのご発展と、お集まりの選手の皆さんの体力、気力が決勝戦まで十分に発揮されますことをご祈念申しあげて、ご挨拶にかえさせていただきます。本日はおめでとうございました。

 (文責  RBA 事務局)

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 抽選会には次の方々も出席されました。(順不同) ケン・コーポレーション代表取締役社長・田中健介氏、京葉土地開発社長・鯉沼宏治氏(元三菱地所ホーム社長)、三井不動産企画調査部部長・船岡昭彦氏、外務省 アジア大洋州局中国・モンゴル課事務官・ 向井晋一氏、中華人民共和国駐日本国大使館アタッシェ・杜暁曦氏、駐日モンゴル国大使特命全権大使・レンツェンドー・ジグジッド閣下、不動産経済研究所社長・角田勝司氏

     

(牧田 司 記者 6月3日)