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来場殺到!対応にてんてこ舞い

タカラレーベン「武蔵浦和レジデンス」


「武蔵浦和レジデンス」

  

 タカラレーベンが分譲開始した買い取り再販マンション「武蔵浦和レジデンス」を見学した。同社の島田和一副社長も驚く好調物件の一つだ。

 物件は、JR埼京線・武蔵野線武蔵浦和駅から徒歩8分、さいたま市南区沼影1丁目に建つ14階建て全112戸の規模。1期(56戸)の専有面積は約74〜114平方b、価格は2948万〜5458万円(最多価格帯3200万円台)、坪単価145万円。建物は2008年6月10日に竣工済。入居時期は2009年7月下旬予定。施工は東鉄工業。

 まず、この物件の販売責任者で同社営業部次長・片山孝氏の話から紹介しよう。

 「モデルルームオープンは5月2日。ちょうど1カ月です。宣伝はネットとチラシぐらいで、パンフレットが出来上がったのが先週の金曜日。それでも、来場者は約300組。約半数が契約済みです。この1カ月間というもの、完全予約制でも対応できないぐらいの忙しさ。営業マン15〜16人で対応していますが、てんてこ舞い。お客さまに座っていただくことができず、予約なしの方はお断りするほどでした。当社のネットの反響の高さも断トツで2位の5倍ぐらいの反響。私は他の物件も担当していますが、何だか別の世界みたい。例えて言えば、トヨタのプリウスのようです」

 驚くほどの反響を呼んでいるのは価格の安さと、物件のレベルの高さだ。この物件は2年前、ヒューマンランドが同社の20周年記念物件として販売したものだ。ところが、マンションの隣接地に高層マンションが建つことになり、同社は販売を中断。その直後にリーマンショックが起きて市場環境が激変。そのままになっていた。当初の坪単価は196万円だった。

 この点についても片山氏に語ってもらった。「施工の東鉄さんだけでなく、ゼネコン関係者や不動産金融関係者、転勤族などの申込が多いのが特徴で、かなり安くなる≠ニいう口コミが広がっていたようです。近隣には築10年で坪単価145万円ぐらいの物件がありますから、みなさんかなり安いと感じていらっしゃるようです」

 物件の設備仕様レベルはどうか。これについては2年前、記者はモデルルームを見学しているので保証する。完成した建物をみて、ヒューマンランドがいかに力を入れていたかが伝わってくる。

 外構や中庭の造り込みもしっかり行っており、共用施設の屋根、外壁は銅板張り。玄関サイドには檜の漆塗りの玄関ボードがついている。ファミリークローゼット、ユーティリティテラスももちろんついている。

 片山氏も「さすがヒューマンさん。埼玉では知名度が高い。お客さまも『いいものはいい』と仰っています」と語った。

 専有面積が平均で86平方bもあり、グロスの張るものが売れるかどうかだが、単価は中古並みだ。ユーザーにとっては買い得<}ンションであるのは間違いない。

     
檜の漆塗りが施された玄関パネル                外観

(牧田 司 記者 6月1日)