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在庫整理進むアンビシャス

新規「アンビシャス久米川」分譲開始


「アンビシャス久米川」完成予想図

 

 アンビシャスが先週末にモデルルームをオープン・分譲開始した新規マンション「アンビシャス久米川」を見学した。

 物件は、西武新宿線久米川駅から徒歩13分、東村山市恩多町三丁目に位置する5階建て全57戸の規模。専有面積は約64〜84平方b、1期(31戸)の価格は3,370万〜4,870万円(最多価格帯3,400万円・3,900万円万円台)、坪単価は178万円。竣工予定は平成21年5月25日。

 中堅デベロッパーで、この時期に新規物件を販売できるところはほとんどない。クリアランスに忙しいだけでなく、新規販売用の用地取得そのものができていないところが多い。破綻したところも数え切れないほどある。

 同社もここ 1、2年間は苦労した。同社の自慢の販売力を持ってしても完成後1年以上売れ残っていたマンションもあった。ところが、ここにきて急速に在庫を圧縮しつつある。この1年間で500〜600戸を契約しているはずだ。

 現在、販売中の物件は「南大沢」(48戸)「松戸六高台」(114戸)「船橋高根台」(49戸) しかない。

 「久米川」は、在庫整理が進み売るものがなくなってきた≠ゥら販売にかけたものだ。坪単価は安くはないが、立地環境と間取りプランはいい。アプローチは、駅前の商店街を抜けると、歩道・街路樹が整備されたほぼ一直線の新設道路を歩いて13分。周辺は戸建てだったり畑だったりする閑静な住宅街だ。

 敷地が東西に長い長方形であるため、一部の住戸を除き6.9〜8.3メートルのワイドスパンも実現した。南東向き3室やバルコニーに面した浴室付きタイプもある。

 敷地の南側は第一種低層住宅専用地域で、農家や畑が広がる。現地近くには全長6キロの緑のさんぽみちも整備されている。子育て環境もいい。

(牧田 司 記者 4月27日)