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中古マンションの取り引き活発化 売りが減少

野村不動産アーバンネット調査

 

 野村不動産アーバンネットは4月20日、実勢調査による今年4月1日時点の首都圏の「住宅地地価」と「中古マンション価格」の動向を発表した。

 これによると、住宅地の四半期ベースでの「値下り」地点割合は43.2%(前回72.8%)、「値上り」地点割合は7.2%(前回0.8 %)となり、価格下落のピークはすぎたとしている。年間ベースでは、「値下り」地点割合が92.0%(前回93.6%) 、「値上り」地点割合が0%(前回0%) となっている。

 「中古マンション価格」は、首都圏エリア平均で▲1.5%( 前回▲1.9%) の下落となっている。埼玉ではわずかに上昇に転じ、都区部・神奈川では下げ幅が縮小した。新築物件の価格調整の影響などにより、下落は続く一方で、売り手と買い手の希望価格が接近し始め、取引が活発になった結果、売り物件数が減少する傾向がみられるとしている。

(牧田 司 記者 4月20日)