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野村不動産アーバンネット 
収益物件「アーバンプレム南青山」
想定利回りは5.2%


「アーバンプレム南青山」

 野村不動産アーバンネットが昨年末に竣工した貸店舗・事務所ビル「アーバンプレム南青山」を見学した。

 物件は、東京メトロ千代田・銀座・半蔵門線表参道駅から徒歩6分、または外苑前駅から徒歩6分、港区南青山3丁目の一角に位置する敷地面積134 平方b、5階建て延べ床面積318平方b。

 同社は収益不動産開発事業を中核事業として位置付けており、首都圏・関西圏を中心に今後も収益不動産を提供していく。同物件は、収益不動産開発事業の中でデザイン性を追求した第2弾。

 同物件は、青山通りから1本入った路地部分に立地し、設計は「ルイ・ヴィトン京都大丸店」の外装デザインなどを手がけた永山祐子氏が担当。建築物正面の外観(ファサード)は見上げた時に建物の稜線が消えるように緩やかな曲面になっているのが特徴。1〜2階がスケルトンの店舗(38.54〜61.58u)、3〜5階がフローリング仕上げのオフィス(51.90〜65.52u)となっている。

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 記者は、収益物件のことはよく分からないが、同社によると1棟売りも可能としており、その場合の価格は6億9600万円。月額賃料は1〜5階の合計で約305万円(管理費込み、1坪当たり平均賃料36.000円)。想定利回りは5.2%になる。路地部分に位置しており、道路付けがいま一つなのがネックだが、魅力的な利回りだ。

 SOHOとしてもいいと思ったが、トイレ以外の水回り設備は付いていないので無理なようだ。

(牧田 司 記者 1月15日)