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東京建物 「羽鳥湖高原レジーナの森」

“いぬのきもちコテージ”オープン

 
「いぬのきもちコテージ」
              ワンちゃんスパ

 

 東京建物は3月8日、標高700mの羽鳥湖高原に広がる約200万uの規模を持つ大規模複合リゾート「羽鳥湖高原レジーナの森」に、「愛犬と泊まれる理想のリゾートをつくる」をコンセプトにした“いぬのきもちコテージ”11棟を4月17日からオープンすると発表した。

 “いぬのきもちコテージ”は、レイクレジーナを望むコテージタイプの独立した客室で、各コテージの専用庭はプライベートドッグランになっており、バーベキューなどを楽しむことができる。愛犬とともに大自然を楽しみ、信頼関係を深め愛犬ともっと仲良くなれるリゾートとして、日本最大級のドッグランやノーリード専用散歩コース、愛犬用の温泉施設など愛犬用関連施設も新設。「福島牛特選霜降り肉のしゃぶしゃぶ」が食べられる食事メニューも用意する。

 宿泊料金は1泊2名利用で1人当たり20.000円(2食付、税・サ含、入湯税別、小型・中型犬の場合 2 頭分の宿泊料金を含む。 3 頭目からは1頭に付きプラス2,100円)から。

◇      ◆     ◇

 東京建物が仰天のプランを発表したものだ。記者は2年前、同施設の芝桜が見たくて2泊している。植えられてから1年目だったのでまだ根つきがわるく、期待したほどでもなかったが、肘痛だったので風呂には何度も通ったし、湿原などの自然を満喫した。地元で活躍している歌手が無料コンサートを行っており、吾亦紅≠フ歌を何度も歌ってくれた。1週間ぐらい泊まりたいと思ったほどだ。素晴らしい施設だ。

 どちらかといえば、自然が満喫できるのがこの施設の魅力だ。今回のコテージは、たとえ犬のためとはいえここまでやるか≠ニいうのが正直な気持ちだ。

 ベッドは世界の一流ホテルで採用されているものだという(記者が泊まったコテージは普通のベッドだった)。玄関や階段の手前に飛び出し防止のゲートも設置するという。虫除けスプレーやおやつも用意するという。

 わがサラリーマン諸氏は、家庭でも会社でもこれほどの厚遇を受けたことがあるだろうか。おそらく皆無だろう。それにしても、 犬は温泉(スパ)が好きなのだろうか。本当に霜降り肉のしゃぶしゃぶを食べさせるのだろうか。

 そこで考えた。これほど至れり尽せりのおもてなしを受ける犬は、本当に幸せなのだろうかと。糖尿病などの成人病が心配だしストレスのない<Xトレスはないのだろうか。過保護に育てられた小さい犬は、まともな1人(匹)前の大人になれるのか。人間と犬の信頼関係はそうして築けるのかと。

  さらに考えた。いぬのきもち≠ヘベネッセコーポレーションの商標登録だそうだが、同社は犬の世界でも進研ゼミ≠普及させようということなのだろうと。

(牧田 司 記者 4月9日)