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ジョイント・コーポレーション 急激に進む在庫整理 下半期で900戸販売


「アデニウム入谷ステーションファースト」完成予想図

 

 今後は新規の販売にも力 「入谷」に自信見せる担当者

 ジョイント・コーポレーションは、平成20年3月期決算で408億円の純損失を余儀なくされる模様だが、このところマンションの在庫整理が急速に進んでいる。下半期だけで約900戸を販売し、在庫は約150戸に急減している。

 在庫整理が進んでいることから、これからは新規物件の販売にも力を入れる。その一つ「アデニウム入谷ステーションファースト」を見学した。

 物件は、東京メトロ日比谷線入谷駅から徒歩1分、台東区下谷2丁目に建設中の15階建て全69戸の規模。専有面積は約55〜70平方b、坪単価は250〜260万円。現在販売中の5戸の価格は3,880万〜5,490万円。竣工予定は平成22年2月上旬。販売代理はジョイント・レジデンシャル不動産。

 分譲開始は1年前ぐらいからだが、継続物件の販売に力を入れていた関係で、同物件についてはインターネット・看板による販売のみだったため、これまで約2割しか販売は進んでいなかった。

 ここにきて在庫整理が進んでいることから、この物件の販売に力を入れ始めた。販売スタッフも4人から8人に倍増。販売担当者は、「立地もデザインも品質もどこにも負けない。他社物件と比べてみてもらっても絶対の自信がある。竣工まであと1年ありますが、竣工まで完売したい」と意気込んでいる。

 この販売担当者も、これまで約1年間にわたりつくば学園都市の物件を担当していた。全104戸の規模で、12月から2月にかけて残っていた約80戸を販売して完売させた。

 担当者が自信を見せるように、立地もさることながら、デザイン性に優れたマンションだ。デザイン監修にヴッヴィッドウォールデザイン(高橋公一社長)を起用、外壁や共用部分にふんだんに自然石を採用している。

 モデルルームのインテリアデザインには、三井デザインテックのインテリアデザイナー・竹下英南さんを起用、クラシックでありながらモダンな印象を与えるデザインを演出している。

 昭和通りに面していることから二重サッシを採用しているほか、最大3メートルの天井高、ハイサッシの採用などが特徴。コンパクトタイプの55平方bでも間口は6.3メートル確保している。

(牧田 司 記者 4月3日)