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4回の攻防で1時間半の大乱戦 コスモスが制す

40歳以上のベテラン4人が奮闘


ベンチに座らず芝生に座って少しでも涼を求めるコスモスイニシアナイン

1
2
3
4
 
合 計
コスモスイニシア

ミサワホーム

 

 

ミサワホーム  46歳大野の孤軍奮闘実らず

 大乱戦をコスモスイニシアが長打攻勢で制した。41歳のベテラン永井が決勝3ランを放った。ミサワホームも46歳の大野投手が投打に活躍したが、若さ≠ェ出て長打を浴びた。

 コスモスは初回、先頭打者の井上が本塁打。2回にはこの回先頭の7番三好が本塁打。3回には6番夏目の2点2塁打などで3点追加。同点に追いつかれた4回には3番永井が決勝の3ランを放ち、乱戦にケリをつけた。

 初先発の渋谷は4回まで6安打を浴び、6四死球を乱発したが、大量点に守られ完投。

 ミサワホームは2回、及川の適時打で1点。3回には4番大野の3ランなどで4点を返し同点。3点を追う最終回にも3番星野、大野の連続適時打で1点差に追い上げたが、反撃もそこまで。2連敗で予選敗退が決まった。

 46歳のベテラン大野が久々に登板。初回から球威のあるストレート勝負に出たが、被安打5本のうち3本が本塁打、1本が2塁打と長打に屈した。打っては3ランを含む4打点と活躍したが、闘志が空回り。味方の拙守にも泣いた。


左からコスモス藤見、永井、岡崎選手

 

コスモス 打安点
E 井 上1 1 1
4  市 川0 0 0
B 藤 見2 0 0
3  鈴 木1 0 0
D6永 井2 1 3
A 岡 崎2 1 0
H7山 本2 0 0
87 石 澤1 0 0
F 夏 目1 0 0
打9斎 藤1 1 2
G9三 好2 1 1
@ 渋 谷1 0 0
C5野見山2 0 0
振球犠  ………
4 5 0  18 5 7
……………………
ミサワ  打安点
C 中 村1 0 0
E 須 賀3 1 0
B 星 野2 1 1
@ 大 野3 2 4
D 小 川1 0 0
G 飯 島3 0 0
A 伊 藤2 1 1
H 及 川1 1 1
F 小 泉2 0 0
振球犠  ………
3 6 0  18 6 7
……………………
投 手回安振球責
渋 谷 4 6 3 6 7
……………………
大 野 4 5 4 5 7
本塁打 井上 三好
永井 大野 2塁打
夏目 星野 及川

○岡崎 渋谷はコントロールが悪かったが、カーブが決まってくれた

○永井 まぐれの1発。打順を上位に据えてくれた首脳陣に感謝

○井上 渋谷? もうヒヤヒヤだった

○渋谷 バテたかって? 全然、大丈夫。延長戦になっても投げられた

●塩島監督 向こうのセンター(三好)にやられた

●大野 粘れなかった。ここぞというとき打たれた(相手に真っ向勝負を挑んだ投球は見応えがあり、ベテラン健在をアピール)

歳ではどこにも負けない? コスモスイニシアの平均年齢は37.1歳

40歳以上4人 「もう死ぬかっ思った」岡崎(41)

 大乱戦を制したコスモスイニシアの先発メンバーは、40歳以上が2番藤見(43)、3番永井(41)、4番岡崎(41)、7番三好(42)と4人もおり、5番の山本が38歳、9番の野見山が39歳とベテランぞろい。20歳代は6番の夏目(29)だけで、平均年齢は37.1歳。おそらく日曜・水曜ブロックあわせ最年長チームだろう。

 4回までで制限時間の1時間30分を要し、各選手は青息吐息。捕手を務めた岡崎は「もう死ぬかと思った」と、全身から吹き出る汗をぬぐっていた。

 

(牧田司記者 平成20年7月7日)

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