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 三菱地所ホーム 4年振りの勝利 8点差を逆転

武士の情け≠ェ仇 積水ハウス東京まさかの予選敗退


4年ぶりの勝利に沸く三菱地所ナイン
1 2 3 4 5 6 7 R
積水ハウス東京中央   10
三菱地所ホーム 2X   11

 

 

 

 三菱地所ホームが8点差をひっくり返し、延長サドンデスで逆転勝ち。積水ハウス東京中央はまさかの予選敗退。三菱地所ホームは4年振りの勝利。

 8点を追う三菱地所ホームは3回、敵失をきっかけに4番尾形の適時打で1点を返し、4回には5安打に3四死球と2つの敵失などで一挙7点を奪い1点差に。さらに5回には敵失から好機を作り、1番小沢の適時打で同点に追いつき、サドンデスは敵失でラッキーなサヨナラ勝ち。3年ぶりの勝利を手繰り寄せた。

 先発後藤のあとを受け3回から登板した小沢が2失点と好投したのも勝因の一つ。

 積水ハウス東京中央はまさかの敗戦。1回は中村亮の適時打などで2点先制。2回には中村純の3ランなどで5点を奪い、試合を決めたかに見えたが、上野投手が4回突如として打ち込まれた。


4年ぶりの勝利にはじける三菱地所ホームベンチ

 

積水ハ  打安点
E 福 瀧1 1 2
@ 上 野4 2 0
G 坂 本4 2 3
B 室 賀2 0 0
D 中村純4 2 3
F 中村亮3 3 1
A 杉 山4 0 0
H 田 口4 1 0
C 荒 井2 0 0
振球犠
6 4 2  28 11 9
……………………
地所ホ  打安点
E1小 沢4 2 2
F 増 子4 1 0
C 鈴 木2 0 0
D 尾 形4 2 2
D 舘 野1 0 0
A 及 川3 2 0
@ 後 藤3 1 1
走 菊 地0 0 0
H 高 波0 0 0
9  丹 沢2 2 1
振球犠
1 6 0  25 10 7
……………………
投 手回安振球責
上 野 510 1 6 6
……………………
後 藤 2 5 2 3 7
小 沢 3 5 4 1 2
本塁打 中村純
2塁打 坂本

○鈴木監督 8点取られた時点で、試合をあきらめていた。そのあと誰が打ったのか、相手がどこでエラーしたのかはっきり覚えていない

○丹沢 野球は中学までしかしたことがない(2打数2安打を放ったが、5回、9−9の同点の場面で、無死2、3塁の3塁走者として2番増子の浅い中堅前安打でリードを奪っていなかったため本塁憤死。結局、追加点を奪えず延長戦に)

●中村亮監督 あーあ、終わっちゃった。みんな、部費を出してよ。

●荒井 スイーツを食べて帰ろう

怖い夏場の試合 上野投手 スタミナ消耗し突如崩れる 

野球は一寸先が闇≠サのものの試合だった。

 三菱地所ホームは過去3年間勝ち星なし。前試合では積水ハウス千葉西に0− 11 でコールド負けを喫している水曜ブロック最弱<`ームの一つ。方や積水ハウス東京中央は昨年4勝1敗。明らかに戦力上位と見られた。

 積水ハウス東京中央は前試合を不戦敗としたが、勝てば積水ハウス千葉西と対決することになっており、「千葉西と戦って負かすのは忍びない」という武士の情け≠ナ不戦敗を選択したようだ。

 序盤は思惑通りに進んだ。3回までに大量8点を奪い、優劣は決したかに見えた。ところが3回に失策がらみ1点を失うと、4回に上野投手が突如崩れ、5安打を浴び3個の四死球と味方の失策などから7点を奪われ1点差に追い上げられた。こうなると勢いは完全に三菱地所ホーム。5回に同点とされ、サドンデスでも四球と失策でジエンド。

 夏場の試合は、3、4回に投手がスタミナを消耗し、突如として乱れるケースを記者は何度も見ている。9人野球で、控えの投手を準備していなかったのも敗因の一つだろう。


積水ハウス東京中央 ・上野投手

 

(牧田司記者 平成20年4月19日)

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