旭化成リフォームが3回集中攻撃で一挙6点 先発結城が粘りのピッチング 水島の肩痛回復は? 一挙四点攻撃に沸く旭化成リフォームベンチ |
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旭化成リフォーム結城、清水佐藤の投げあいで始まった試合は、中盤に佐藤攻略を攻略した旭化成に軍配があがった。清水建設は後半追い上げたが及ばず。 0−0で迎えた旭化成は1死後から8番福島、9番吉野の連打と敵失で無死2、3塁の好機を作り、続く1番田中の内野ゴロが野選となり福島が還りまず1点。さらに2番中林、4番金子、6番前原、7番太田が安打して一挙に6点をもぎ取った。 それまで三者凡退だった打線がセンター返しに狙いを定めたのが見事に的中した。全8安打のうちこの回に6安打を集中した。 先発の結城は4回まで投げ3安打2失点。5回はエース水島が四球と暴投で1失点したが、何とか逃げ切った。 清水は、身長164センチの先発佐藤が3回、突如リズムを崩し痛打を浴びた。4回にはこの回先頭の2番野尻が本塁打を放ち、四球と敵失からさらに1点を返し、5回にも1点を挙げたが、3回の大量失点が堪えた。 4回から橋口−小寺−畑山とつなぐ継投も実らなかった。 好走塁でホームを陥れた旭化成福島選手 (左)と結城投手
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旭化成 打安点 |
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○辻野監督 いい試合でした。今年は基本に忠実の野球をやる。3回の攻略? それは企業秘密 ○水島 肩? 大丈夫(本来の投球にほど遠く不安を残した) ○吉野 動揺しないところがいいところ(3回の追加点を挙げた場面で、ホームを踏まずに生還。相手に気づかれないようにさりげなく踏みなおしたシーンを振り返って) ●大坪主将 あの回(3回)だけ。ツキがなかった。ポテンヒットばっかり。打たれた気がしない。相手はうまい。 ●佐藤 すいません。勘弁してください(ノーコメント) 清水に大型新人 松山商で甲子園ベスト4 城西国際大出の小寺 清水に久々に大型新人が加入した。松山商−城西国際大卒の小寺選手(22)だ。松山商時代は1年生からベンチ入りし、2年生のときに甲子園ベスト4、3年生のときには四国大会準優勝。大学では1年から4年までレギュラーで、4年のときは主将を務めている。 この日は1打数ノーヒットだったが、畠山選手は「お前は好きに行け」と全幅の信頼をかけていた。 選手の高齢化が目立つ清水だが、小寺選手の可能でチームに勢いもついている。39歳のベテラン野尻が1発を放ち、守備でもいい動きを見せた。今年の清水は要注目だ。小寺ばかりか、チームには40歳の山寺選手もいる。
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(牧田司記者 平成20年4月16日) |