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景観美に圧倒される積水ハウス他「グランドメゾン東戸塚」


「グランドメゾン東戸塚」完成予想図

 

超割安の坪単価188万円 完成間近で人気一層高まるか

 積水ハウス・東急電鉄・相鉄不動産の3社JVマンション「グランドメゾン東戸塚」を見学した。

 物件は、JR横須賀線東戸塚駅から徒歩10分、横浜市戸塚区前田町に位置する開発面積約5万3000平方b、建物は9〜10階建て10棟全743戸の規模。平均専有面積は約89平方b、坪単価188万円。設計・監理は積水ハウス、長谷工コーポレーション、施工は長谷工コーポレーション。販売代理は長谷工アーベスト、積水ハウス、東急リバブル。竣工予定は平成20年6月下旬。

 昨春の分譲開始時からずっと見たかった物件だ。はやる気持ちを抑えここまで待ったのには分けがある。

 設計・監理を積水ハウスが担当しているように、この物件は明らかに積水ハウスが企画を主導している。記者は最近、同社のマンションは極力竣工してから見ることにしている。どの物件も期待以上の出来栄えを見せてくれるからだ。

 最近見た物件では、「グランドメゾン玉川上水」「東京テラス」「グランドメゾン杉並シーズン」があるが、その見事な景観美に圧倒された。

 今回もそうだ。建物はまだ完成していないが、ランドスケープはほぼでき上がっており、外周部から眺められる。敷地は元味の素の研究所で、敷地内にあった既存樹を残し「里山」を再生するのがこのマンションのテーマとなっている。サクラの大木を50本、高さ5メートルを越える樹木を300本も残しているように、その景観は見事というほかない。

 住棟の北側に「ふれあいの小径」が整備されるJ棟などは、北側にリビングを設けても売れそうなプランになっている。もちろん敷地東側から南側にかけて整備された「桜並木の坂」「照葉の丘」やログハウス3棟を備えた「ログの森」なども素晴らしい。

 積水ハウスの外構へのこだわりは他にもある。現地をイメージさせる庭を販売事務所に設けているが、これがまたいい。さらに、事務所内には数十本もの丸太が壁面にオブジェとして取り付けられていた。これは敷地内の樹木を用いたもので、販売が終了したら、ログハウスのバーベキューの薪に利用するという。ここまでやるデベロッパーはまずいない。

 用意されている3つのモデルルームは、基本性能・設備仕様は水準以上だし、メーターモジュールの廊下幅、壁面までセットバックさせたドアノブなど細かな配慮もなされている。

 現在まで来場者は3000件を超え、残りは100戸強とのことだが、竣工まで売れるのは間違いない。むしろ、建物がヴェールを脱ぐこれからのほうが人気は高まりそうだ。単価も超割安といってよい。


メインエントランス(完成予想図)

 

(牧田 司記者 3月25日)

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