RBA HOME> RBAタイムズHOME >2008年 >

 

高値挑戦あるか 大京「ライオンズ横浜ポートサイド」


「ライオンズ横浜ポートサイド」完成予想図

 

  大京が今月末に分譲する予定のマンション「ライオンズ横浜ポートサイド」を見学した。

 JR東海道本線横浜駅から徒歩12分、横浜市神奈川区栄町に位置する11階建て100戸の規模。専有面積は約40〜80平方b、価格は未定。施工は大末建設。竣工予定は平成21年3月。デザイン監修は船田徹夫氏。

 現地は、昨年11月、横浜市住宅供給公社が分譲して圧倒的な人気を呼んだ「横浜ポートサイドプレイス タワーレジデンス」(179戸)のやや先で、立地的にはやや劣る。しかし、同エリアを含めみなとみらい地区の民間マンションの供給事例がこの2年間ない、いわば無風区のプラス材料もある。

 ちなみに、「横浜ポートサイドプレイス タワーレジデンス」は坪単価250万円で、その前年に分譲された三井不動産レジデンシャル他「パークタワー横浜ポートサイド」(258戸)も、坪200万円台の半ばだったように記憶している。「横浜ポートサイドプレイス タワーレジデンス」は、公社住宅初の億ションが4戸含まれていたことでも話題となった。

 大京のマンションは、この2物件より高くなるのは確実で、ひょっとすると坪300万円の大台に乗るかもしれない。数年前にみなとみらい地区で坪200万円前後で分譲されたマンションは、最近では坪300万円をはるかに突破して売買されている事例も少なくない。同社がどのような値づけを行うか注目したいし、横浜エリアのマンション需要動向を探る意味でも興味深いマンションだ。

 ただ、面積からいっても、ターゲットは一般的なファミリー層とDINKSになりそうだ。

 

(牧田 司記者 3月6日)

ページトップへ戻る