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「赤坂サカス」文化施設・店舗近くオープン 

他局に負けぬ情報発信基地に

 

 東京放送(TBS)と三井不動産は3月4日、3月20日にグランドオープンする「赤坂サカス」の「赤坂 BLITZ 」「赤坂 ACT シアター」「赤坂 Biz SHOPS&DININGS 」の記者説明会&内覧会を行った。「赤坂サカス」は、 TBS放送センター ( 既存棟 ) と「赤坂五丁目 TBS 開発計画」をあわせたエリアの総称。 「赤坂 Biz SHOPS&DININGS 」は3月6日にオープンする。

 記者は、これまでデベロッパーが主催する様々な施設やマンションの記者発表会には数え切れないほど出席しているが、今回の演出にはビックリした。「六本木ヒルズ」「東京ミッドタウン」とはまた異なったさすが<eレビ局のイベントと納得させられる内容だった。

 会の冒頭は、世界を代表する太鼓奏者、林英哲氏と英哲風雲の会の合計7名による「七星」のライブ演奏だった。ライトに照らされた林氏らの白い裸の上半身裸はみるみるうちに赤く染まり、その姿はまるで仁王様のようでもあった。およそ人間技とは思えぬ迫力のある演奏は20分も続いた。太鼓の大音響が五臓六腑に染み渡った。会場の赤坂 BLITZに詰め掛けていた約300名の報道陣からは咳一つ出なかった。

 この太鼓の大音響は、外には全く漏れないようにコンクリートの箱をゴムで包むように設計されているからできるのだともいう。

 「赤坂 ACT シアター」は、スケールは小さいようだが、その分、臨場感が楽しめる劇場のようだ。

 「赤坂 Biz SHOPS&DININGS 」は、新業態20店舗を含む全46店舗の和・洋・中華などから構成されており、カジュアルな店が多かった。

 記者は、たまにはクラシックなど演奏を聴きにいく。どこの施設にも、演奏後に気楽に入れる店は少ないように思う。この「赤坂サカス」には、独りだろうと2人、あるいは仲間と気軽に入れる店がたくさんあった。

 これまでテレビ局は日本テレビが「汐留」、テレビ朝日が「六本木」、フジテレビが「お台場」といった具合にそれぞれ強力な情報発信基地がある。TBSの「赤坂サカス」の完成によって、テレビ局間の競争がどうなるのかも興味深い。「赤坂サカス」は、「東京ミッドタウン」とも連携して、地域の活性化に取り組んでいくという。これは大きな武器になりそうだ。

 

(牧田 司記者 3月4日)

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