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ヒューマンランド「グランロマーニャ」はなぜ売れるのか


完成間近の「ヒューマンスクエア グランロマーニャ」。左は江戸川大学

 

豊四季駅から徒歩12分の全91戸 2カ月で39戸契約

 この時期、すこぶる好調な売れ行きを見せている郊外マンションを紹介する。ヒューマンランドの「ヒューマンスクエア グランロマーニャ」だ。

 物件は、つくばエクスプレス流山おおたかの森駅から徒歩18分、または東武野田線豊四季駅から徒歩12分、千葉県流山市駒木に建設中の11階建て全91戸の規模だ。現在分譲中の1期2次の専有面積は約71〜100平方b、価格は2,320万〜3,280万円。坪単価は110万円。竣工は平成20年3月初旬(予定)。施工は大豊建設。

 分譲開始は今年の1月だ。物件の概要から判断してこの2カ月でどれぐらい売れているか、関係者に聞けばおそらく10戸か20戸ぐらいと答えが返ってくるだろう。ひょっとしたら、それ以下かもしれない。郊外・遠隔物件は、月にして2戸とか3戸というのが最近の一般的な物件の販売状況だ。

 ところが「グランロマーニャ」は、分譲開始2カ月にして何と39戸が契約済みという。来場者はコンスタントに1週間に20件ぐらいあり、広範囲に集客できているのが特徴だ。都内、神奈川方面や、遠いところでは北海道もあるという。購入者の幅も広く、若年層から高齢者まで広がっているという。

 なぜそんなに売れるのか。一言で言えば、その商品企画だ。同社のお馴染みになっているファミリークローゼットのほか、洗濯・物干しスペースの「ユーティリティテラス」、大型のファミリートランクなどが標準装備。このほか、今回は10平方bぐらいありそうなポーチも付いていた。ほとんどのタイプが8〜9平方bのワイドスパンだ。

 これらの多くは、同社が10年も20年も前から商品化しているものだ。最近、子育てにいいマンション≠ェ流行しているが、これも同社はとっくの昔から取り組んでいる。

 地道な努力を続けているからこそ、2カ月にこれほど売れるのだ。モデルルームを訪れるお客様は、ユーティリティテラスを見てほとんどが感動されるという。不動産は感動をうる商売≠ニ当欄で書いたが、このマンションの販売事務所ではまさにこの感動をお客様に呼び起こしている。

 同社の商品企画に接したことがない業界関係者がいるとすれば、モグリ≠ニいいたいが、そのような人は三顧の礼を尽くしてでも一度見学させてもらうべきだろう。ただ、生活者の視点でものを考えないと、何度見ても得るものはないだろうが…。

    
            玄関ポーチ                         ユーティリティテラス                                                       

(牧田 司記者 3月3日)

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