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納得の坪単価250万円 環境性能表示全て★3つ

東急不動産「ブランズタワー南千住」


「ブランズタワー南千住」完成予想図

 4物件目の「マンション環境性能表示」3項目全て★3つ

 東急不動産の分譲住宅担当役員の鎌野哲朗氏が、「南千住のポテンシャルは上がっている。坪単価250万円でも大丈夫」と自信をみせている同社のマンション「ブランズタワー南千住」のモデルルームを見学した。

 東京メトロ 日比谷線南千住駅 から 徒歩1分、 荒川区南千住7丁目で建設中の29階建て全215戸(分譲住戸180戸、関係権利者35戸)の規模で、専有面積は56.65〜107.00u、坪単価は250万円の予定。施工は大成建設。竣工予定は平成22年1月末日。販売代理は東急リバブル。

 価格は明らかに新価格だ。南千住駅周辺では大小3つの再開発事業が進行中で、その規模は100ヘクタールを超える。ここ数年、マンション供給ラッシュが続いているが、いずれも人気を呼んでいる。街の将来性が買われているからだ。価格上昇も激しく、5年前に分譲されたあるマンションの単価は140万円台の半ばだった。それが駅前とはいえ250万円だ。すさまじい上昇ぶりだ。

 しかし、鎌野氏が自信を見せる根拠もある。所在地が「荒川区」というポテンシャルがやや低いハンディはあるが、JR、地下鉄、EXの3線が利用でき、都心まで30分圏という高い利便性がある。交通の利便性だけ考えたら、坪単価300万円を突破しても不思議ではない。しかもほとんど駅直結だ。

 周辺エリアの単価上昇もある。一駅先の北千住は、再開発で街が一変しているが、昨年は坪単価260万円の物件も供給された。さらにその先の東武伊勢崎線西新井では坪230万円の物件もある。これらの事例と比べ、250万円は決して高くない。

 南千住の魅力を訴えきれれば、記者も売れると見た。単価は高いが、面積が20坪以下というタイプも全戸数の半数近くあり、グロスも抑えられる。平均では5300万円台〜5400万円台になるという。

 さらに、この物件は強調材料もある。東京都の「マンション環境性能表示制度」で3項目全て★3つを獲得していることだ。制度が施行されて2年半が経つが、3項目全て★3つのマンションは3物件しか供給されていない。これは大きなアドバンテージになるはずだ。 記者なら、これを全面に打ち出す。

 設備仕様も、この沿線では間違いなく水準以上だ。104平方bのモデルルーム(価格9500万円の予定)の2人居住を想定した提案もいい。

 単価を聞いたときは「大丈夫か」と思ったが、物件を見学して納得した。コンパクトタイプは、瞬く間に売れるだろう。

 

(牧田 司記者 2月7日)

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