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旭化成ホームズ「アトラスタワー六本木」 
ハイグレードの設備仕様が特徴



「アトラスタワー六本木」完成予想図


 旭化成ホームズの建て替え分譲マンション「アトラスタワー六本木」を見学した。

 物件は、都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅から徒歩3分、または千代田線乃木坂駅から徒歩5分、港区六本木7丁目に位置する29階建て全90戸(事業協力者取得住戸53戸含む)の規模。専有面積は61〜154平方b、価格は未定だが、坪単価は640〜650万円の予定。竣工予定は平成22年2月末。設計・監理・施工は三井住友建設。

 最大の特徴は、六本木駅圏で、国立新美術館のすぐ前という立地条件だ。もちろん東京ミッドタウンへも徒歩2分の近さだ。

 設備仕様が高いのも特徴の一つだ。モデルルームは、大理石や御影石の天然石や天然木がふんだんに用いられており、ほとんどがピアノ塗装仕様となっている。玄関ホールの天井には特殊な加工を施した和紙が使用されている。

 テレビ付き浴室のシャワーヘッドはTOTO製だが、手づくりのものでTOTOでも4人しか作る人がいないという代物だ。分譲マンションに採用されるのは珍しいとのことだ。

 トイレはイナックスの最新の商品「サティス」が採用されており、見学者もデザインのよさに驚かれるという。

 もちろん基本性能も水準以上で、リビングの天井高は 2600 ミリ、二重床・二重天井などが採用されている。

 分譲は13階以上で、最上階は左右対称の専有面積約150平方bタイプの2戸のみとなっている。既に会員向けに事前案内を行っており、最高価格の4億円の住戸など4が売れているという。一般分譲は年明けから。


TOTO製の手づくりシャワーヘッド

◇    ◆    ◇

 記者は、旭化成ホームズのマンションは、タワーマンションを含め主だったものはほとんど見学しているが、これほど設備仕様のグレードが高いのは初めてだ。販売代理には旭化成不動産のほかに三井不動産グループのサンライフクリエーションが加わっているが、同社の販売担当者も「三井不動産の高級マンションシリーズのパーク・マンションと同じ仕様レベル。お客様のほとんどが価格と設備仕様の高さを評価される」と絶賛した。

 狭いイタイプでもほとんど億ションになりそうで、この時期だから早期完売というわけにはいかないだろうが、竣工までは1年以上ある。

(牧田 司 記者 12月4日)