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タカラレーベン リノベーションマンションも絶好調

 

 タカラレーベンの買い取り再販が好調だということは先に紹介した。もうひとつリノベーションマンションも好調だ。同社・島田和一副社長は「当社は、新築だって好調物件はあるが、何と言っても再販マンションとリノベーションマンションが絶好調」と語った。

 再販マンションについては先の記事を読んでいただきたいが、リノベーションマンションの代表的な物件を紹介しよう。

 「ル・アール多摩川フェリエ」で、 JR 南武線久地駅から徒歩13分の5階建て全49戸の規模だ。現在分譲中の住戸の専有面積は約71平方bで、価格は2,490万〜2,880万円(最多価格帯2,600万円台)、坪単価140万円だ。リニューアル工事完成予定は平成21年3月中旬。建物は平成6年4月に完成済みだ。

 島田副社長は、「最寄駅の久地は新規の供給がなく、物件は徒歩13分だが多摩川の土手にも近い。溝の口の新築だと坪240万〜250万円するエリア。9月から販売を開始したが、年内に完売できるかもしれない。専有部分はほとんど新築に近い状態でリニューアルする」と語る。

このほか、 JR 中央線高尾駅からバス3分、徒歩4分の「ル・アール高尾エグザフォート」(6階建て全45戸)の分譲も開始した。建物は平成3年に完成済みだ。「物件は賃貸だったものだが、もともとは分譲仕様として建設されたもの。こちらも十分売れる」と島田副社長はいう。

 買い取り再販物件について島田氏は、「どんどん指値を入れているが、提案に乗っていただけるのは半分あるかどうか。売主さんから見れば、損切りですからね。その事情もよく理解できる」と、複雑な心境のようだった。

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 今回の取材は、同社ネット推進課の女性Tさんの言葉がきっかけだった。「この時期だから元気な物件≠取材したいから紹介してほしい」と電話したところ、「あら、当社はみんな元気ですよ」と明るい声が返ってきた。それで紹介された物件の一つが買い取り再販の「パルサージュ文京千石」だった。

 Tさんは、かつてRBA野球大会の初代女性選手として活躍。彼女が毎試合出場したことでナインは奮起した。同社が東京ドームに進出できたのも、彼女の功績は大きかったと今でも信じている。影の功労者だ。

 同社は10月28日から新しいCIを導入したが、ネット推進課も同社の企業価値を高めることに大きな役割を果たしている。Tさんのことを話すと、東京ドーム進出を果たした当時の野球部監督を務めていた島田副社長も相好を崩す。

(牧田 司 記者 12月2日)