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アキュラホーム宮沢社長の目指すホスピタリティ


挨拶する宮沢社長

巧の技≠ナ幸せデザイン≠追求 

 アキュラホームは11月25日、今年10月で創業30周年を迎えたことを記念し、記者懇談会を行った。

 型苦しいものではなく、仕出し弁当を食べながら約2時間、宮沢俊哉社長と記者団が自由に意見交換をするものだった。

 宮沢社長は、今年度の売上は前期比110%の増収増益を達成できる見通しであるが、来期は目先の数字より社内体制、家づくり、街づくりなど質≠追求したいなどと語った。また、「私は49歳。これからもデザインの充実、コストダウン、環境共生、技術の向上など取り組みたい課題はたくさんあるが、あと働くとしても10年ぐらい。何とか弟子≠ニ呼べる後継者を育てたい。大工の学校をつくり、社会貢献もしたい」などと述べた。

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 宮沢社長は、いつもそうであるように巧の技∞幸せデザイン≠ネどの持論を熱っぽく語った。

 記者などは、およそマネジメントとは無縁で、やれといわれてもできないタイプだが、経営者はしっかりした哲学を持たなければならないことはよく分かる。そして、創業社長はなによりも後継者を育てることが重要なことであることもよく分かる。老醜をさらけ出して、権力にしがみつくべきでない。

 その点で、宮沢社長の話はいつも気分をよくさせてくれる。同社関係者も語ったが、事業の基本はホスピタリティ≠セ。巧の技を幸せデザインに具現化させることこそホスピタリティの実践に他ならない。

(牧田 司 記者 11月26日)