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創建 外断熱の防音・遮音性能を生かした

「AVプロジェクト」


「ルナオーヴ若葉台」の街並み

 

全108区画の「ルナオーヴ若葉台」で初採用

 創建(吉村孝文社長)が分譲中の外断熱建売住宅「ルナオーヴ若葉台」を見学した。

 物件は、京王相模原線若葉台駅から徒歩23分、または同線稲城駅からバス9分徒歩1分の稲城市長峰に位置する開発面積約25.000平方bの全108区画(戸建て分譲61区画、建築条件付き土地分譲47区画)。9月から分譲開始した建売住宅は、土地面積約50坪、建物32〜35坪、価格6.000万円台平均。土地分譲は面積が約51坪で4.000万円台が中心。建売住宅1期15戸は完売している。

 同社の外断熱「kurumi」の防音・遮音性能を生かした「AVプロジェクト」の第一弾だ。各社の音響機器を装備したコンセプトモデルハウスを建設し、遮音効果を体感してもらい、AV環境整備へのコンサルティングサービスも実施する。

◇    ◆    ◇

 記者は、同社についてほとんど予備知識がなかった。「創建ホームズ」に便乗した会社だろうぐらいしか思っていた。

 同社の会社概要を見て納得した。創業が昭和58年だから創建ホームズより歴史は長い。「創建」に社名変更したのは平成12年だ。

 外断熱工法、SIなどを売り≠ノしており、ユーザーからの電話を吉村社長が直接対応する「社長直通110番」も設けている。「社長直通110番」は、社長直通のホットラインを設けることでユーザーに安心してもらおうというのが狙いのようで、年間数件ぐらいの電話があるという。

 これまで主に関西圏でマンション3.217戸、戸建て3.514戸を供給している。首都圏に進出して4年目で、千葉ニュータウン3カ所で約130戸の建売住宅を分譲している。

 「ルナオーヴ若葉台」は首都圏ではもっとも大きな規模の戸建て団地で、UR都市機構から用地を取得している。これまで約30区画が契約済みというからまずまずの売れ行きだ。周辺が熟成した戸建て、マンション街区であるのも評価されているようだ。

 コンセプトの外断熱も差別化戦略として威力を発揮するだろうし、「AVプロジェクト」も若い世代には訴求力があるだろう。注文をつけるとすればデザインや外構の充実だろうか。


「ルナオーヴ若葉台」のリビング

(牧田 司 記者 11月26日)