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入居者の声を商品企画に生かした

野村不動産「プラウドシティ金町」


「プラウドシティ金町」完成予想図

 野村不動産が11月22日から販売を開始した「プラウドシティ金町」を見学した。「プラウドシティ金町」は、「プラウドシティ金町ガーデン」(421戸)と「金町Uプロジェクト」(304戸)の2棟による総敷地面積約2.3万平方メートル、総戸数725戸のプラウド≠ニしては23区最大のプロジェクト。

 今回販売を開始した「プラウドシティ金町ガーデン」は、東京メトロ千代田線・JR常磐線金町駅から徒歩7分、葛飾区東金町一丁目に位置する19階建て全421戸の規模。専有面積は約68〜115平方b、最多価格帯4,000万円台、坪単価は200万円強。設計・監理は浅井謙建築研究所、施工は東海興業。

 同物件は、開発面積約33.3万平方bの再開発「新宿6丁目地区開発エリア」に近接。お客さまの声を商品企画に生かしているのが特徴で、テーマは健康・子育て・安心。敷地内に大型スポーツクラブ、マンション敷地外周約 420 メートルのウォーキングコース、認可保育所、クリニック・薬局が設置されるほか、24時間365日電話による医療相談、子育て交流会、シニア交流会、ファミリーバザー実施のサポートやコミュニティー活動などを支援する。

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 同マンションは、近隣や周辺マンションと比べかなり競争力のあるマンションとみた。金町駅圏では駅前再開発が進行中で、コスモスイニシアによるタワー型マンションが分譲中だ。坪単価は225万円。また、「新宿6丁目」では、大手デベロッパーのマンションが予定されているが、坪単価は野村不動産のマンションより高くなるのは確実視されている。坪200万円は安いと見た。

 プラウドの入居者の声を商品企画に生かそうと、2年前に専任のスタッフを置き研究を重ねてきたというが、システムキッチンにその成果が顕著に表れている。システムキッチンはオリジナルのものでホーローパネル、ホーロートップコンロ、シンク前包丁差し、広めの調理台、開放感と収納力を高めたカウンターキッチンなどが特徴だ。収納についてはきめ細かな配慮がなされている。

 このほか、基本性能では二重床・二重天井、メーターモジュールの廊下幅などを採用。メゾネットプラン、最上階天井高3mプラン、コンサバトリー付きプランなど多様なニーズにも応える。1期販売は122戸。

(牧田 司 記者 11月25日)