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 日本レジデンシャル投資法人

「みなとみらい アーバンタワー」取得中止 違約金23億円

 

 日本レジデンシャル投資法人は11月18日、昨年9月27日付で取得を公表した「パシフィックロイヤルコートみなとみらい アーバンタワー」の取得を中止し、違約金として売買代金(約117億円)の20%に相当する23億円の支払義務が発生したと発表した。

 取得を中止した理由として、米国・サブプライムローン問題に端を発した不動産市況の混乱による不動産価格(特に住宅)の下落と、世界的な信用収縮などを上げている。

 同物件は大和ハウス工業などが出資するPDみなとみらいが建設した29階建て全417戸の賃貸マンション。今年6月に竣工している。同社は、みなとみらい地区における希少性の高い賃貸マンションであることから、隣接の「パシフィックロイヤルコートみなとみらい オーシャンタワー」と共に取得を決定していた。「オーシャンタワー」は約152億円で昨年12月に取得済み。

 みなとみらい地区における住宅建設はほぼ完了しており、あと1、2棟建つかどうかといわれている。

(牧田 司 記者 11月18日)