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 さすがプラウド≠フブランド力 

野村不動産「プラウド阿佐ヶ谷」ほとんど即完


「プラウド阿佐ヶ谷」完成予想図(同社ホームページより)

 

 阿佐ヶ谷駅前で坪単価400万円 億ション10戸も

 前回は野村不動産の郊外マンション「プラウド西八王子」について書いたが、今回は準都心部の「プラウド阿佐ヶ谷」について書く。プラウド≠フブランド力をまざまざと見せつけた物件だ。

 物件は、中央線阿佐ヶ谷駅から徒歩1分、杉並区阿佐谷南3丁目に位置する13階建て全58戸(非分譲3戸含む)の規模。専有面積は約40〜110平方b。坪単価は約400万円。竣工予定は平成21年6月下旬。施工は前田建設工業。

 今夏に分譲開始し、登録時で全てに申し込みが入った。その後、キャンセルが2戸出て、現在は9,580万円 (80.32平方b) の住戸1戸が先着順で分譲中だ。来場者は約800件にのぼった。

 人気の要因は、もちろんその立地条件にある。阿佐ヶ谷駅南口にはロータリーがあり、見事なメタセコイアの大木が植えられている。マンションはそのロータリー前の道路をわたってすぐの角地にある。マンションの前を通る中杉通りには、これまた素晴らしいケヤキの並木が延々と南阿佐ヶ谷駅方面に伸びている。最高のロケーションだ。

 それにしても単価が400万円だ。同社が現在分譲中の「三鷹」とほとんど同じだ。価格は一部4.000万円台のコンパクトもあるが、8.000万円台から1億以上も10戸含まれている。来場者のほとんどの方は「三鷹」も検討されたそうだが、結局は「阿佐ヶ谷が好き」ということで決断されたようだ。

 好立地にふさわしく、全てをコンパクトにしないでファミリータイプを主力にしたのも成功したようだ。角住戸タイプを多くし、天然石、突き板をふんだん用いた設備仕様もいい。

 このマンションの隣では、首都圏不燃公社が分譲マンションを建築中で、規模は100戸程度、設備仕様も野村不動産と同レベルのものを考えているという。

(牧田 司 記者 11月7日)