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大京 業績予想を大幅下方修正 当期純損失510億円

 

 大京は11月5日、平成21年3月期第2四半期(平成20年4月1日〜9月30日)および通期(平成20年4月 1日〜平成21年3月31日)の業績予想と配当予想を大幅に下方修正した。自己資本を増強するため増資を行なうほか、経営合理化の一環として当期中に100%子会社の扶桑レクセルを合併、グループ全体で15%の人員削減。配当も無配にする。

 第2四半期業績予想では、売上高1193億円(前回発表予想比7.5%減)、営業損失340億円(前回予想はゼロ)、経常損失388億円(同経常損失20億円)、当期純損失440億円(同当期純損失15億円)に修正。

 通期は、売上高3610億円(同7.9%減)、営業損失350億円(同営業利益145億円)、経常損失440億円(同経常利益95億円)、当期純損失510億円(同当期純利益95億円)に修正した。

 大幅に下方修正した理由として、たな卸し不動産の評価損として約323億円、繰延税金資産の取り崩しとして約48億円を計上したことなどをあげている。

 再建策として、扶桑レクセルの合併、マンションのエリアポートフォリオの見直し、ノンアセットビジネスの強化、ストック事業の拡大などをあげている。

(牧田 司 記者 11月5日)