大健闘? それとも? 野村不動産「プラウド西八王子」
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野村不動産の2つのマンションについて書く。郊外マンションの「プラウド西八王子」と、準都心の「プラウド阿佐ヶ谷」についてだ。
まず「プラウド西八王子」。同社は、中央線沿線でのマンション供給は多いが、八王子以遠となると初めてで、どのようなプラウド<uランドのマンションが見たくて見学した。 物件は、中央線西八王子駅から徒歩7分、八王子市千人町二丁目に建設中の7階建て全47戸。販売開始は今年の夏で、現在14戸が販売中だ。14戸の専有面積は約67〜78平方b、価格は3,640万〜4,590万円(最多価格帯3.900万円台)、坪単価は180万円。竣工予定は平成21年1月下旬。施工は増岡組。 単価は、決して安くない。記者は4〜5年前、ゼファーが分譲した「アートフィールズ西八王子」を見学しているが、確か単価は130〜140万円ぐらいだったはずだ。モデルルームを見学して、苦戦すると思ったが、その通りだった。 その後の地価上昇、建築費の上昇でこのような単価になったのだが、随分上昇したものだ。 しかし、地価・建築費の上昇をそのまま物件価格にオンしただけの物件ではない。モデルルームを見学してプラウド<}ンションのレベルの高さを改めて思い知った。郊外物件だからといって基本性能、設備仕様などは全然劣っていなかったからだ。 二重床・二重天井、複層ガラス、ロック・解除がラクなドアキャッチャー、可動式ルーバー面格子、床暖房、2470ミリの天井高、ワンタッチ排水栓付き浴槽、ホーローパネルキッチンなど、郊外マンションとしてはレベルが高い。 分譲開始3カ月で契約済みが30戸強。竣工まであと2カ月ちょっとで残14戸。この時期としては大健闘といっていいのか。それともプラウド<uランドでも厳しいというべきか。 両方とも正解なのだろう。仮に月10戸契約できるとすれば、年間200戸程度を供給する中堅デベロッパーは完売まで1年半はかかる計算だ。 次回は「プラウド阿佐ヶ谷」について書く。坪単価400万円で、ほとんど即日完売したマンションだ。 |
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(牧田 司 記者 11月5日) |