RBA HOME> RBAタイムズHOME >2008年 >


日本橋再生計画 2008 (秋)「きもの・和・日本橋」開催


「日本橋きもの絵巻」大集合写真撮影会

  
「日本橋きもの絵巻」(左、クレーンが撮影台)とお茶の無料サービスが受けられる「白木茶屋」

     
「東京きものの女王」の皆さん(左)と三井不動産副社長・大室康一氏(大室氏は三井不動産の代表として参加された)

 

 名橋「日本橋」保存会(中村胤夫会長)と三井不動産は11月2日、日本橋一帯が着物姿の人たちで賑わうイベント「きもの・和・日本橋」を行った。

 「残しながら、甦らせながら、創っていく」をコンセプトに日本橋地域の活性化と新たな魅力の創造を目的として行われている官民地元一体の活動「日本橋再生計画」の一環として行われたもの。

 当日は、@日本銀行本店前庭で着物姿の一般参加者の大集合写真会「日本橋きもの絵巻」A「日本橋きもの絵巻」参加者全員を対象とした 1 等賞100万円相当の着物と帯が2名に当たる「きもの富くじ」B日本橋周辺に設置した5カ所の撮影スポットで、着物姿の人を対象としたプロカメラマンによる写真撮影会「日本橋きものフォトセッション」Cフォトグラファー蜷川実花氏が雑誌向けに撮影した日本橋の街と着物美人をテーマにした作品展示と、同氏の日本橋と着物をテーマにしたトークショ「日本橋きもの写真パネル展示」&「スペシャルトークショー」−――などが行われた。

 また、日本橋の魅力を再発見する様々なイベントも日本橋三井タワー、コレド日本橋、日本橋高島屋などで行われている。

きもの絵巻に600人 記者が選んだベストきもの

 午後3時30分から行われた「日本橋きもの絵巻」には約600人の方が参加した。最初に声を掛けたのは、着こなしが抜群だと思ったグループの方々だったが、皆さんは着付けの先生方だった。記者も少しは審美眼があると思いほっとした。以下、素晴らしい方々を紹介する。


きものの着付けの先生方。さすが着こなしが抜群

 


左の方のきものは、生糸工場を経営していた会社のおばあちゃんが着られていたもので、その後、お母さんからご本人へと引き継がれたものだそうだ。たくさんの方の中でひときわ光っていた

 


写真では分かりづらいが、センスが抜群の母娘。お母さんは3カ月に1回ぐらいはパーティなどで着物を着られるそうだ。娘さんは中学2年生

100万円のきものと帯が当ることが目当ての3人組。「きもの? 最近は着ないわね」

奥さんのきものは、60年も昔のおばあちゃんの代に購入されたもの。そばにいたお母さんが「これはおばあちゃんが銀座松坂屋で買ったもの」と補足した

(牧田 司 記者 11月2日)