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三菱地所 第2四半期決算 ビル事業が堅調で増収増益

 

 三菱地所は10月31日、平成21年度第2四半期決算を発表した。売上高4339億円(前年同期比36.6%増)、営業利益755億円(同29.6%増)、経常利益593億円(同17.9%増)、四半期純利益224億円(同11.5%減)で、増収増益となった。

 セグメント別では、ビル事業は「新丸ビル」の収益、既存ビルの賃料改定が寄与したほか、サンシャインシティや東京交通会館などの収益が新たに寄与した。前年同期に比べ237億円の増収、134億円の増益。

 住宅事業は、藤和不動産の売上を計上したため増収となった半面、藤和不動産が営業損失を計上したため減益となった。前年同期比539億円の増収で、25億円の減益。

 不動産サービス業は、三菱地所リアルエステートサービスの販売受託件数の減少により減収となり、仲介部門も取扱件数の減少、1件当たりの取扱高の減少により減収。前年同期比290億円の減収、営業損益は33億円悪化し、14億円の損失となった。

 たな卸資産の評価損で73億円、有価証券の評価損で11億円を計上した。

 通期業績予想では、売上高1兆165億円(前期比29.1%増)、営業利益1825億円(同2.5%増)、経常利益1520億円(同6.2%減)へと前回発表時より若干下方修正した。

(牧田 司 記者 11月1日)