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グランノエル≠フノエルが破産 負債額414億円

 東証2部上場のノエル(金古政利社長)は10月30日、東京地裁に破産手続き開始を申請、同日決定されたと発表した。負債額は414億円。

 同社は1969年設立。数年前から地盤である東急田園都市線を中心に「グランノエル」マンション事業を展開。最近は投資用賃貸マンションや商業施設なども手がけていた。昨年8月には東証2部へ上場した。

 しかし、昨夏のサブプライム問題をきっかけに不動産市場が激変、保有物件の売却計画の大幅な遅れや借入金の返済遅延、税金その他債務の未払い発生など、資金繰りが逼迫する事態となり、今回の措置となった。

 上場後、わずか1年2カ月後の破産となった。東証によると、上場後の破産スピード≠ノついてデータは取っていないとのことだが、かなり早いことであるのは間違いない。

(牧田 司 記者 10月31日)