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野村アーバン 再販マンション「錦糸町」第一号分譲


「アーバンファースト錦糸町」完成予想図(同社ホームページから)


 野村不動産アーバンネットが11月1日から分譲を開始する再販マンション第一号「アーバンファースト錦糸町」を見学した。

  物件は、JR総武線錦糸町駅から徒歩8分、墨田区亀沢4丁目に位置する8階建て全48戸の規模。専有面積は約22〜59平方b。建物は9月に完成済み。施工は松井建設。ニチモがファンド向けに企画したもので、市況の急変からファンドに卸せなくなったものを同社が買い取って販売するもの。

 販売形態は、 資産運用型と居住型の2通り。資産運用型は、1階から5階までのワンルーム(専有面積約22〜23平方b)の36戸を個人投資家に販売するもので、価格は1880万〜2090万円(坪単価280万円台)。居住型は、6階から 8 階の2DK・2LDK(専有面積約56〜59平方b)を一般に分譲するもので、価格は3490万〜3860万円(坪単価220万円弱)。

 販売を担当する同社プロジェクト営業本部住宅販売部課長代理・山口正彦氏は、「私は、これまで野村不動産のプラウド≠竭シ社物件を10年ぐらい担当してきた。分譲仕様と比較するとレベルは低いかもしれないが、賃貸の投資用としては浴室乾燥機、ウォシュレット、玄関タイル貼り、カラーモニターインターホンなどを標準装備しており、レベルは高い。表面利回りも新築としては高い約6%を確保している。居住用も相場と比べかなり安い」と販売に自信を見せている。

 事前のセミナーには約40組が参加しているという。

 市況の急変で、このような出口≠失った賃貸仕様のファンド向けマンションが数万戸はあるといわれており、今後、個人投資家向けマンションとして市場に出てくるものと思われる。個人投資家がどのような反応を見せるのか興味深い。

(牧田 司 記者 10月28日)