東急不・植木社長 「2010年の利益1000億円が目標」
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「G r ow Value 2007」は目標大幅達成 東急不動産は2月1日、今回で29回目となる恒例の東急不動産グループ記者懇親会を開いた。 挨拶に立った同社・植木正威社長は、サブプライム問題、建基法問題、株安、原油高、分譲住宅の売れ行き悪化など「環境が様変わりした」と市場環境について懸念を示したが、業績が極めて好調に推移していることから、今後の見通しについては強気の姿勢を見せた。 同社は2005年度〜2007年度の3カ年グループ 新中期経営計画「G r ow Value 2007」を推進しているが、植木社長は「厳しい環境の中で、おかげさまで大幅目標達成できる見通し」と語った。 今年度は売上高6400億円(前期比11.6%増)、営業利益780億円(同18.3%増)、経常利益700億円(同15.8%)、当期利益315億円(同0.4%)を達成する見通しで、中期計画の数値目標で掲げた07年度の営業利益520億円、経常利益400億円を大幅に超える。 一方で植木社長は、「目標達成は、昨年までの追い風に追うところが多い。みんなには『これは参考記録』と言っている。これから新たな3カ年計画を作成するが、2010年の利益目標は1000億円にしたい。ハードルは高いが、新たな中期計画で本当の実力が試される。竣工した汐留ビルをはじめ日本橋、恵比寿、銀座、渋谷の再開発などに本腰を入れていく」と締めた。 「ハードル高くしてこそ目標」植木社長 記者団に「1000億円は達成可能な数字か」と聞かれた植木社長は、「簡単に達成できる数字なんか掲げない。難しいがやる」と語った。不動産市況の底入れ時期については、「分かりません」と正直に語った。 「価格調整は時間がかかる」東急リバブル袖山社長 また、懇親会に出席した東急リバブル・袖山靖雄社長は「全体の価格調整を10とすれば、来年度半ばまでに5割ぐらいは調整できるだろうが、残りの割りについてはもう少し時間がかかる」と、長期戦の構えをみせた。 「南千住は坪250万円でも大丈夫」鎌野取締役 分譲事業担当の東急不動産・鎌野哲朗取締役執行役員も「厳しい環境は続く」と語った。しかし、直近に分譲する「南千住」の駅前超高層マンションについては「南千住のポテンシャルは上がっている。坪単価250万円でも大丈夫」と自信を見せた。
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(牧田 司記者 2月4日) |
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