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随所にエコ仕様を採用した

藤和不動産「BELISTA二子玉川」


「BELISTA二子玉川」完成予想図

 

 藤和不動産は、随所にエコ仕様を採用したマンション「BELISTA二子玉川」を10月下旬から販売開始する。

 物件は、東急田園都市線・東急大井町線二子玉川駅よりバス約9分、徒歩5分の世田谷区鎌田ニ丁目に位置する5階建て全72戸の規模。専有面積は約50〜80平方b、1期1次(26戸)の価格は4,100万〜6,980万円(最多価格帯5,300万円台)、坪単価は約280万円。完成予定は平成21年 7月下旬。

 外壁には、タイルの表面についた汚れを光触媒作用で分解し、雨水によって洗い流すセルフクリーニング効果を持つ「エコタイル」を採用。共用スペースおよび専有スペースの照明には「電球型の蛍光灯」を採用するほか、「節水タイプのまゆ型浴槽」、「節水型トイレ」を採用する。

 設計は、2007年度に建築・環境デザイン部門でグッドデザイン賞を受賞している「フリークス 一級建築士事務所」、植栽は、2007年ユニバーサル技能五輪国際大会の造園部門で金メダルを獲得した「小杉造園」がそれぞれ担当する。

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 記者は、この物件を、「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」の記者見学会が行われた日に見学している。同じ「二子玉川」といっても、全く物件が異なるので比較はできないが、「BELISTA二子玉川」の建具ドアの仕様の高さに驚いた。

 単価は予想通り、妥当な値段だろう。エコ仕様の採用で、ランニングコストがどれぐらい軽減できるかを具体的に説明できるかどうかがポイントだろう。 同社の試算では、エコタイルはポプラ237本分の有害物質の除去効果があり、節水型浴槽は年間で一般家庭の約1カ月分の水が節約できるという。

 記者が各デベロッパーに希望するのは、さらに踏み込んで専業主婦(あるいは主夫)の家事労働をいかに軽減するかを考えて欲しいということだ。家事労働を金額に換算したら、その量と質にもよるだろうが、月間30万円の価値があるはずだ。デベロッパーはこの視点で商品企画を考えるべきだ。

(牧田 司 記者 10月15日)