RBA HOME> RBAタイムズHOME >2008年 >


 野村不動産「プラウドタワー東五反田」早期完売へ


建設中の「プラウドタワー東五反田」(同社ホームページより)

 

階高 3410 ミリのSI工法が最大の特徴

 野村不動産が現在分譲中のマンション「プラウドタワー東五反田」が好調な売れ行きを見せている。

 物件は、JR山手線五反田駅から徒歩4分、または大崎駅から徒歩9分、品川区東五反田2丁目で建設中の25階建て全289戸 ( 事業協力者住戸152戸含む ) の規模。今年2月から販売が始まっており、これまで来場者は2000件を突破しており、1〜2期がほぼ完売。近く分譲する3期(16戸)が最終分譲となる。3期の専有面積は約70〜83平方b、坪単価は約410万円。入居予定は平成21年4月上旬。施工は清水建設。

 現地は、再開発が進む東五反田エリアの一角にあり、敷地南側に目黒川が流れ、親水公園を挟んで三井不動産が分譲を開始した「パークタワーグランスカイ」 (全736戸) に隣接する良好な立地にある。

 物件の最大の特徴は、柱の影響がでにくい制震ダブルチューブ構法と階高3410ミリのSI工法を採用していることだ。

 過去、これほどの階高を確保したマンションは中小規模や部分的に採用したマンションはあるが、タワー型ではおそらく初めてだろうと思われる。十分階高を確保しているため、標準階の天井高も2650ミリ(13〜20階)・2700ミリ(21〜24階)・最大3500ミリ(25階)確保されている。床下と天井のふところ厚も厚い。床下は300ミリだ。

 人気の要因は、このような良好な立地条件と基本性能の高さにあるのは間違いない。

 設備仕様もレベルが高い。建具・面材は人工突き板を採用している。人工突き板は天然木の突き板とほぼ同等の質感・風合いがあり、同社がプラウド<Vリーズでよく採用するものだ。

 分譲単価は、「パークタワーグランスカイ」より坪当たり 20 万円ぐらい高いが、これは分譲対象住戸が13階以上ということもその原因の一つのようだ。二つの物件の競合はもちろんあるだろうが、記者は相乗効果のほうが大きいと見ている。競い合っていいものを造ってくれたほうがユーザーにとってもいいことだ。

(牧田 司 記者 10月6日)